第13回都草通常総会(2019.05.25)
第13回都草通常総会(2019.05.25)
元号が令和に改まった5月25日、京都観光文化を考える会・都草の第13回通常総会が、京都府庁旧本館旧議場で開かれました。
当日の出席者は、委任状も合わせて285名、会員の7割の方が参加されました。
通常総会では岸本幸子理事の司会のもと、議長に選任された西野嘉一理事から総会開会が宣言され、下記の6つの議案が審議されました。
第1号議案 平成30年度事業報告
第2号議案 平成30年度活動計算書の報告
第3号議案 定款変更に関する件
第4号議案 役員の選任に関する件
第5号議案 令和元年度事業計画(案)
第6号議案 令和元年度活動予算(案)
事業報告および活動計算書の報告では、会員事業・受託事業ともに事業が拡大、内容も充実していること、また京都新聞の連載「京都御苑さんぽ」の執筆や大覚寺戊戌開封法会など、長期にわたる受託事業も成功裏に終わったことが報告されました。
定款変更については、多岐にわたる事業に対応するために理事と副理事長の定数増が審議され承認されました。退任する理事の後任も含め、新しく3名の理事が承認されましたので、都草活動のさらなる充実を図っていけるものと考えております。
役員異動は以下の通りです。
新任理事:岩崎 勉、豊田 博一、植山 政雄
退任理事:高橋明俊副理事長 → 監事就任
退任監事:林寛治 → 相談役就任
なお、高橋明俊副理事長の後任として、須田信夫理事が副理事長に就任しました。
議事の中では、特に活動計算書の報告について積極的な質問が出され、会員の皆さまの都草への大きな期待を感じることが出来ました。
今年度の事業計画や予算も含め、議案全て可決承認され、総会は終了しました。
今年は初の試みとして、総会第2部の講演会と懇親会を行い、55名の会員が参加されました。
場所を旧議場から御所西の京都平安ホテルに移動、まず京都市歴史資料館長・都草顧問の井上満郎先生に、[応仁の乱]-「破壊」のなかの「創造」と題して講演していただきました。
応仁・文明の乱では、足軽が主な戦力になったことで陣営となった周辺の寺社を含む京都の多くの街が略奪や戦闘による焼失で破壊され、そこから現在の文化に繋がる創造がなされたことについてお話をされました。
講演後宴会場に移り、小松香織理事長、井上先生の挨拶の後、田村光弘専務理事の乾杯で懇親会がスタートしました。
三味線の名取でプロとして活躍されている石塚みず絵会員が祇園小唄と勧進帳(長唄)など3曲を演奏、伊藤義男理事がお得意の美声で詩吟を朗詠、吉岡央会員のクイズ大会などの余興もあり、熊谷喜輝副理事長の閉会挨拶、須田信夫副理事長の一本締めでお開きとなりました。
(副理事長 松枝しげ美 須田信夫)
(広報 須田信夫)
(写真 岡本正二 須田信夫)