第133回研究発表会
第133回研究発表会
日時 2月22日(木)13:10~16:00
場所 ひと・まち交流館 京都 2階1・2会議室
発表 1.13:10~14:30
「文武天皇から元明・元正天皇まで」 堂園 光子 会員
前回は文武天皇の崩御までお話いたしました。文武天皇の跡を継ぐのは子供の
首皇子では無く、母親です。これは異例なことです。
今まで、皇位継承されるのは原則として天皇の子供です。適切な子供がいない
場合は皇后が継ぎます。兄弟が継ぐ場合もありますが母親が継いだ例はありま
せん。元明天皇の時代はこの不自然な皇位継承からはじまります。
2.14:40~16:00
「京(みやこ)のこと語り隊」から2名登場です。
「上京の寺々ーその多様性ー」 奥西 不二 会員
上京区はお寺の密度が京都で一番高いところで、様々な宗派の寺院がこの
地区に集中している。堀川通を挟んで東側には相国寺や「尼門跡寺院」
など格式のある寺々が点在している。そして堀川通を越えて西へ向かい千
本通に近づくにつれて地元の人々が信仰する愛称を持つ通称寺があり、また
その堀川通を跨ぐように日蓮宗・法華宗の本山がある。
この三者三様の信仰の姿を歴史的な視点から紹介し検証してみたい。
現在の中国にも残っていない「明朝時代の様式が残る」黄檗宗大本山
萬福寺を訪ねて 酒井 源弘 会員
1661年妙心寺の高僧からの強い要請を受けて、63才高齢にもかかわらず隠
元禅師が、福建州から来日されました。明の最新仏教の教えや、明の先進
文明を伝えられました。禅の正当な修行様式また明朝体の活字、木魚の原型
「開ぱん」、インゲン豆、すいか、レンコン、寒天また洗面台、図書館の
制度他数々の文明を伝えられました。建物の建築様式も中国様式が取り入れ
られました。中国様式が残る「萬福寺」を一緒に回ってみましょう。
参加費 無料
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