第131回研究発表会
日時 11月16日(木) 13:10~16:00
場所 ひと・まち交流館
発表 1.13:10~14:30 西野嘉一監事
「藤原氏の軌跡」その2
前回は藤原不比等の四人の子どもたちが、相次いで亡くなるという、思いもよら
ぬ事態が起こる頃までをお話ししました。光明皇太后は不比等の孫の藤原仲
麻呂に期待してゆくことになります。仲麻呂は淳仁天皇天皇より「恵美押勝」という名
を賜り、実権を握ってゆきますが、その権力も、光明皇太后が亡くなると、孝謙
太上天皇と道鏡によって一気に崩れてしまい、「恵美の押勝の乱」が始まります。
結局、押勝は敗れ斬殺され、しばらくは称徳天皇と道鏡の政治が続くことになり
ます。「広嗣の乱」「押勝の乱」と身内の反乱が続いた後の藤原氏が、不比等の
頃のような力を回復することがなかなか出来ない中、第50代・桓武天皇が即位
することになります。百済系という名門ではない家系の母を持ち、しかも支える
べき藤原氏の権力も弱体化していたこの王権は、極めて危ういものでありました。
2.14:40~16:00 谷川清三会員
「おもてなしのたばこ盆」
現在では、「たばこ盆」の出番は、茶道の世界のみに成ってしまって居りますが。
昔の良き「日本のたばこ文化」が主流の世の中では、庶民の館でも「たばこ盆」
は、必需品の一つでした。
そこでまず、「たばこ盆」について次に嗜好品である「莨(たばこ)と、「莨」=
刻みたばこを吸う専用のパイプ=「きせる」についてお話しし、「おもてなしの
たばこ盆」のお話しへと進めさせて頂き、良き「日本のたばこ文化」を再認識
願えれば幸いと存じて居ります。
参加費 無料
お断り 後日、研究発表会の模様を、メール会員限定でyoutube公開いたします。
郵便会員でご覧になりたい方は、必ずメールで都草事務局までお申し込みください。