第121回研究発表会
第121回研究発表会
日 時 9月15日(木) 13:10~16:00
場 所 ひと・まち交流館 京都 3階 第5会議室
発 表 1.13:10~14:30
『大宮大路末路と若狭街道(その1)』 菊井 俊彦会員
古来、平安京北郊を南北に上賀茂にいたる道は「大宮大路末路」しかなかった
のではないでしょうか。そのため、京都から若狭につながる若狭街道は「大宮
大路末路」を扇の要として扇形に若狭まで広がっていました。「大宮大路末路」
に収れんする若狭街道のうち、今回(その1)では大原街道と鞍馬街道を取りあ
げます。次回(その2)で雲ヶ畑街道と長坂街道のお話にしたいと思います。
2.14:40~16:00
日本書紀その5 堂園 光子会員
前回は斉明天皇から天智天皇までをお話いたしました。
天智天皇没後、天智天皇の子・大友皇子と、天智天皇の弟・大海人皇子との
後継者争いが起こります。(壬申の乱)。大海人皇子が勝利し、天武天皇となり
都を大津から明日香に遷します。
日本書紀は全30巻と系譜1巻とでなっていたのですが、系譜1巻は今は残って
いません。
第1巻から2巻までは神話の時代で、第3巻は、2代目綏靖天皇から9代目の
開化天皇まで(欠史八代)を記していますが第4巻以降はだいたい1人1巻と
なっています。業績の少ない天皇は2人が1巻に収められています。けれども
天武天皇だけは2巻に収められています(28・29巻)。
これは特別なことです。日本書紀は天武天皇が自分のための歴史書としてつく
らせたということを如実に物語っています。今回は天武天皇と、その死後、
大津皇子の悲劇までをお話いたします。
参 加 費 無料
お 断 り 必ずマスク着用の上、入場時の体温検査にご協力お願いします。
体調が優れない方は参加ご遠慮ください。
後日、研究発表会の模様を、メール会員限定でyoutube公開いたします。
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