第96回 研究発表会
第96回 研究発表会
日 時 9月21日(金) 13:10~16:00
場 所 ひとまち交流館 京都 3階第4会議室
発 表 1.13:10~14:30 松野 吉孝 会員
<上映と説明>「尾上松之助葬儀実況」(大正15年9月16日)
岡山出身の旅役者から、日本映画の父・牧野省三先生に見いだされ、
生涯1000本の映画に主演した「目玉の松ちゃん」の、京都市始まって
以来と言われた葬儀の記録映画です。西堀川・丸太町の松之助自宅か
ら、下立売通り、千本通り、千本座前から、日活・大将軍撮影所へ。
DVD映像を一時停止させながら、当時の京都の街並み、葬儀行列(
先頭は「奴行列」、行列には浦辺粂子さんの姿も)、撮影所での「日活
社葬」等の模様を確認します。
暮らしや文化が垣間見えます。ご一緒にタイムスリップし、テストに挑
戦しましょう。どのように変遷したのかを見ながら歩いてみたいと思い
ます。
2.14:40~16:00 武富 幸治 会員
明治の工場・・・疏水の利用「事始め」
京都の水道の水源は、今でも99%を琵琶湖疏水に依存している。それ
意外は影が薄くなってしまった疏水だが、建設時には発電の他、舟運・
灌漑に使われたことが知られている。
工場の動力としての水車の利用は計画されていたものの、発電に変更さ
れたと言われている。しかしながら、水車の利用も意外に多くあった。
これに興味を持ち、明治の工場が疏水の水やその水が生み出す電気をど
のように利用して発展していったのかを調べてみた。
参加費 無料(非会員500円)