活動内容

わくわく倶楽部 祇園祭研究会 祇園祭行事見学 (23.7.14)

わくわく倶楽部 祇園祭研究会 祇園祭行事見学 (令和5年7月14日)    

・日 時 : 2023年7月14日(金) 10時30分~11時30分 14時00分~15時30分 
・見学場所: (午前)神泉苑  (午後)中之町松飾り式
・参加者 : (午前)13名、(午後)15名

 祇園祭の最中でもあり、祇園祭関連の見学で、午前/午後の2部制で行われました。

〇祇園祭発祥の地 神泉苑で「神泉苑・八坂神社神仏合同青龍神水交換式」


神泉苑(東寺真言宗寺院)は、貞観11年(869年)に疫病が流行った折に、当時禁苑であったこの地に祇園の神を迎えて国家安寧と疫病消除を願ったのが祇園祭の始まりと言われています。

青龍神水とは、青龍の鎮まる地とされる八坂神社のご神水と、神泉苑の閼伽井(あかい)の水を交換することによって生まれたものです。

昨年(令和4年)に初めて、この神聖な水を以て祇園祭各神事(山鉾巡行の辻回し、神輿渡御など)を催行すると共に、氏子の皆さんの協力で打ち水大作戦を行ないました。

<報告者のわくわくポイント>
①僧侶と神主が同席して神事を行うなんて、異次元の世界と考えていたので驚きました。
 特に僧侶が榊を上げる風景には驚嘆しました。(初めて見る光景)
②神事の最後に、「祇園水」を一般の見学者にも1本、配ってくれました。(お土産付)
 思い出ボロボロ、汗もボロボロの神泉苑でした。


ここで、午後の見学まで時間があるので、堀川御池にある冷房の良く効いたレストランでランチライムをとり、その後も涼しい場所でそのまま休憩し英気を十分養ってから、市バスを乗り継いで次の目的地(河原町松原)に向かいました。 

古式一里塚神饌松飾式」(松原中之町会所)


この儀式は、松原通の松原中之町の町会所で行われ、奥にある素戔鳴尊を祀る祠に松飾りや神饌を供えます。町会所は古くは「祇園床」と呼ばれていました。かつて、山鉾が松原通りを巡行していた頃は、長刀鉾がここに立ち寄っていた名残りです。

八坂神社の宮司や稚児・禿が招かれ、神事の後に氷水で点てた薄茶の接待を受ける。
見学者は、町会所の中で儀式が行われている間、祇園床前で約40分間、待機していました。
思い返せば、昨年この場所にやってきましたが、コロナ禍の影響で儀式が中止され、見学できなかったので2年越しで念願がかないました。

14時40分頃に儀式が終わり、稚児・禿が外に出てきて広報や見学者の撮影に応じてくれました。松原通りは狭いので、通行する車、自転車等がひっきりなしに通行するので撮影が大変でした。(都度、撮影中断の繰り返しでした)
しかし、長刀鉾の稚児・禿の姿を目の前で見ることができたので、疲れも吹っ飛んでしまいました。

その後、町内の方のご配慮により、祇園床の中に入ることができました。(長刀鉾の関係者を見送った後)狭い通路を10数メートル奥へ進むと祠があり、壁に長刀鉾の宝剣の拓本が飾られていました。
説明によると祇園床と他の場所で3枚存在したが他は焼失してしまったので最後の1枚とのことです。



儀式の終了を待つ間、地元の人たちが通行するのですが、みなそれぞれにキョトンとした顔をして通行していましたので、大変奇異に感じました。(みなこの行事を知らないようでした) 極めつけは、儀式も終わり、祇園床の中に入る直前に隣のマンションの住人が出てきて、なぜ、並んでいるのか? と尋ねるので、説明すると驚いていました。
「全く知りません」とのコメントにはびっくりしました。

祇園床は、長刀鉾の稚児・禿を目の前で見る絶好の隠れたパワースポットだと思います。
来年は、皆さんも是非とも見学に行ってください。

<報告者のわくわくポイント>
・目の前で、長刀鉾の生稚児・禿/お父さん迄見ることができたのは、超ラッキーでした。
 こんなに近くで見ることができて、昨年のアンラッキーは吹き飛びました。

熱中症者、けが人も出さないで、お天気にも恵まれ無事に見学会を終わりました。
参加者のみなさん大変お疲れ様でした。
また。幹事役の皆さん、大変タイムリーな素晴らしい企画をありがとうございました。

報告者より一句 「わくわくは 若さの心薬 百歳人(センテナリアン)」

最後までお付き合いいただき感謝申し上げます。

報告:三田保則会員
写真:熊谷喜輝
広報部:熊谷喜輝

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