第58回歴史探訪会(東部)「蹴上・疏水周辺に春の装いを感じて」(2015.3.31)
「蹴上・疏水周辺に春の装いを感じて」(2015.3.31)
蹴上発電所と桜
構内水力発電事業発祥之池の碑
京都市水道局時代の名残の紋章、「水」の字がデザインされている
タイトル通りの、桜満開の蹴上での探訪会となりました。
初夏を思わせる陽気の中、75名の参加者で、蹴上発電所の見学から始まりました。通常、門戸を開いていない場所で、今回特別に見学させていただきました。本日の目玉の一つです。琵琶湖疏水の水力を電気に変える未知の発電事業に果敢にチャレンジした明治の人たちの心意気に、ただ感心のひとときでした。
蹴上発電所で現在の関西電力の社員の方々に、丁寧な説明を頂きました。
ネジリマンポでの模型を使った説明に(模型の労作に笑みがこぼれました)拍手がわきました。金地院では、東照宮での家康の遺訓を聞きました。小堀遠州作庭が確実とされる特別名勝のお庭を見学しました。
南禅寺の山門と片燈籠の話、写真を示しての説明良かったと思います。
水路閣の水はなぜ東に向かって流れているのでしょうか?何故かと疑問を持ったこともなかったので、その理由に新しい発見がありました、との声がありました。大日山を迂回する疏水を遡り、疏水公園に向かいます。
インクラインのレールの釘の説明では犬と亀の形があるというので、下を向いて探し、見つかって歓声が上がっていました。田邊朔郎の像と、殉難者碑、義経地蔵の話を聞きました。
明治天皇が疏水竣工式の際、大津から蹴上まで船に乗る予定だったが、水難の相があるとかで、馬車にかえられたというエピソードも楽しいお話でした。
東部会副部長 広瀬俊子
入口付近にて、関西電力社員さんからの説明
第2期発電所前にて
第2期発電所側面
見事なねじりまんぽの模型で熱演の武富部長
金地院にて広瀬副部長
南禅寺三門前にて大谷副部長
水路閣の案内は田村専務理事
丹羽会員による疏水公園の説明
田辺朔郎博士の銅像前にて
この時期しか見られないナイアガラフォール
多賀会員による義経地蔵の説明
ブラタモリですっかり有名になった犬釘・亀釘探し
最後は大神宮橋にて福井会員による案内
当日はインクライン付近の桜も満開、目も楽しませてくれました
(写真撮影:林 寛治監事・熊谷喜輝理事)
(事務局:熊谷 喜輝)