第233回美化活動~粟田神社~(R06.04.10)
第233回美化活動~粟田神社~(R06.04.10)
日時:令和6年4月10日(水)午前10時~
場所:京都市東山区粟田口鍛冶町1
参加人数:36名
今回、快晴の中、粟田神社で美化活動をさせていただきました。
粟田神社の境内は坂の上にあるため、参加者は集合場所まで坂道を上る必要がありました。上る姿は、軽快な方、途中で休憩する方、休まずゆっくりの方など、さまざまでした。拝殿前に集合し、10時より担当者による作業内容、場所などの説明の後、美化活動を開始しました。
本殿まわりの草抜きを中心に活動を行いました。草抜きは屈んでの作業で、参加者は慣れない姿勢のため通常より苦労されている様子でした。本殿まわりが広いため、予想した以上にたいへんな作業になりました。約1時間、草抜きを行い、集めた草を裏山の指定場所まで運び、作業は終了しました。
本殿のまわりはきれいになっていました。
拝殿前に再度集まり、宮司さんから粟田神社の歴史など話をうかがいました。粟田神社は、876年の創建といわれ、主祭神はスサノオノミコト、オオナムチノミコトです。
天皇の勅使が感神院祇園社(現在の八坂神社)に国家と民の安全を祈願したとき、枕元に老翁(オオナムチノミコト)があれわれ、祇園社の東北にスサノオノミコトに縁がある処があり、そこにオオナムチノミコトを祀るよういわれ、勅命によりたてた社が感神院新宮(現在の粟田神社)とされています。
粟田祭、世渡り神事についても簡潔に説明されました。また、摂社出世恵比須神社は、源義経と関係があること、その御神像が最澄作と伝わること、摂社聖天社は粟田神社中興の祖である湛海律師が彫ったとされる歓喜天を祀っていることなどが説明されました。
最後に、現在宝物殿で特別展示されている広瀬花隠(桜のみを描き続けた三熊派の画家)の桜(掛軸、短冊挿絵)について説明されました。参加者は帰る前に宝物殿で桜絵を鑑賞しました。
(次回美化活動のお知らせ)令和6年4月23日(火)午前10時から光照院門跡で美化活動を行います。なお、雨天の場合(降水確率70%以上)は翌日4月24日(水)に延期となります。多くの方の参加をお待ちしております。
報告者、写真撮影 山下 悟
(広報部 松井浩治)