第26回都草研究発表会(11.2.14)
第26回都草研究発表会(11.2.14)
◆日 時:2月14日(月) 午後1時15分~
◆場 所:ひとまち交流館3階
◆研究発表:①『伏見稲荷大社 御鎮座壱千三百年』 発表者 深草支部長 森幸弘
②『京都庭園の景観を探る』 発表者 都草理事 住邦夫
◆参加人数:31名
◆参加費:300円
★伏見稲荷大社に深い愛着を感じさせるお話でした。
『伏見稲荷大社 御鎮座壱千三百年』
全国に3万余あると言われる稲荷社の総社で、仏教経典の荼枳尼天(だきにてん)と習合したと言われる農耕神から商売繁盛の神様として、正月の初詣には西日本一の参拝者(230万人)を数える。千本鳥居に代表される朱色の鳥居は希望、生命力、魔よけの色とし、又外国人にはパンプキンレッドとして人気が高い。5世紀後半頃、秦氏がこの地に移住してきたと思われ、土着の信仰と習合しつつ水稲技術を伝え、五穀豊穣の神、農耕神として定着する。山背国風土記にも表れ、和銅4年(711)から数え、今年で1300年になる。東寺の空海と出会い、真言密教と共に全国に定着した。又、淳和天皇の時代より朝廷貴族へも信仰が高まり、病気平癒、勝利祈願、商売繁盛、など多種多様な願望に応えられる形態へと移行していく。東寺との神仏習合により京都の南、松原通以南で、祇園社と商工地域を二分する氏子圏を形成し、商工神として国内へ広まっていった。
★住理事といえばこのレジュメ!
(記事と写真:専務理事 田村光弘)
(事務局 小松香織)