旧議場土曜講座 11月は「京都 歌舞伎のふるさと」(2022.11.19)
旧議場土曜講座 11月は「京都 歌舞伎のふるさと」(2022.11.19)
旧議場土曜講座、11月は石塚みず絵会員による「京都 歌舞伎のふるさと」。
石塚会員は東京にお住まいで、この講座のために早朝の新幹線で駆けつけてくださいました。
「ここはそのうち改修耐震工事をして、綺麗になって復活するんだよ」と初代理事長の坂本孝志さんに荒れ果てた(とは言い過ぎか)旧議場を見せていただいたのは、都草に入会して間もなくのころだった。
あのときは「ここで三味線を弾くとよく響くでしょうね」とずいぶん的外れなことを申し上げたことを覚えている。
あれから十年経ち、まさか自分がここで土曜講座の講師を担当するなんて思ってもみなかった。心底驚いている。
「京都 歌舞伎のふるさと」というテーマで歌舞伎以前の音楽の歴史から京都を舞台とした歌舞伎や人形浄瑠璃の演目の数々について弾丸トークで90分、聴講にいらっしゃった方はさぞお疲れになったであろうこと、想像に難くない。
次回はもう少しゆっくり話す練習を積まなければと反省しきり。
長唄三味線を習い始めて30年、名取りになり師範となり、今ではお弟子さんを教える立場になった。
歌舞伎のイヤホンガイドはオーディションに挑戦し、最優秀賞を受賞し解説者として活動している。
好きなことを仕事にする喜びと苦悩を同時に味わっているが、何より達成感が勝るので楽しく続けている。
来年令和5年1月は浅草新春花形歌舞伎公演で長唄舞踊の名作「連獅子」の解説をすることが決まり、若手イケメン役者を担当すること、今から楽しみにしている。(←ちょっと宣伝)
東京在住ゆえ都草の活動といっても祇園祭の大船鉾くらいしか参加出来ないが、この度講師にと声をかけていただき、光栄に思っている。
これからも自分に出来ることは何かと問い続け、請われればお断りすることなく活動していきたいと思っている。
とはいうものの、どうぞお手柔らかに。
重厚感あふれる旧議場で再び講演できることを願っている。
三味線を弾いてもいいのかな?よく響くだろうな。
でもそれでは講演ではなくて公演になってしまうか。(会員 石塚みず絵)
旧議場土曜講座
(広報 須田信夫)
(写真 須田信夫)