第16回都草通常総会を開催(2022.05.30)
第16回都草通常総会を開催(2022.05.30)
5月30日(月)、京都観光文化を考える会・都草の第16回通常総会が、京都市左京区の京都府京都学歴彩館大ホールで開かれました。
新型コロナウイルスは、次々と変異株が現れてなかなか収まりませんが、3月にまん延防止等重点措置解除されたこともあり、3年ぶりに会員の参加する通常総会を開くことができました。
会場の歴彩館大ホールは、年2回開催している都草講演会、昨年12月に開催した都草15周年記念式典でも使用した、都草にとってはおなじみの会場です。
収容人員が484人という広い会場のため、会場にお出でいただいた会員には前の方の席におすわりいただきましたが、それでも席が詰まることなく、ゆったりとした雰囲気でした。
総会に先立ち、第1部の特別講演で、京都歴史資料館長、京都産業大学名誉教授で都草顧問の井上満郎先生に「京都を考えるということ」と題した講演をしていただきました。
講演では、京都の特徴は、古代から現代まで全時代の歴史を刻んでおり、様々な人が住む多様性のあるまちである。そこから伝統性、創造性、国際性を育んできた。これらを受け継いでいくために、将来を見据えて今を生きることが大切ではないか、とお話しされました。
第2部では、初めに今年から新たに顧問に就任された、山田啓二文化博物館館長、元京都府知事からご挨拶をいただきました。
続いて総会の議事に移り、岸本幸子理事の司会のもと、まず議長に西野嘉一理事が選任されました。松枝しげ美副理事長から、総会の出席者数は、委任状を含め280名と会員総数の半数を超えているとの報告があり、西野議長から総会の成立が宣言されました。
今回の通常総会での議案は下記6件で、全て賛成多数で原案通り可決、承認されました。
第1号議案 令和3年度事業報告
第2号議案 令和3年度活動決算
第3号議案 定款変更に関する件
第4号議案 役員の選任に関する件
第5号議案 令和4年度事業計画(案)
第6号議案 令和4年度活動予算(案)
令和3年度事業報告では、小松香織理事長から、オンライン会議や講演会の発信、YouTubeでの御苑案内など、デジタル化を推し進めることで、効率化や新たな可能性を模索することができた。また、昨年12月には創立15周年の記念式典を開催した、との報告がありました。
令和3年度活動決算の報告では、藤井久美子事務局長から、コロナ禍で事業が大幅に縮小するものの、何とか継続出来ている事業もあり黒字を維持できた、との報告がありました。
これら2件の報告について高橋明俊監事から、いずれも適正かつ正確であったことが報告されました。
定款変更に関する件では、松枝副理事長が、総会後の手続きを条件に関わらずできるだけ簡素化し、統一するための変更であるとの説明がありました。
役員の選任に関する件では、新しく保科秀行会員が理事に選任されました。
熊谷喜輝副理事長から保科新理事について、都草に入会したのは最近だが、京都府職員として以前から都草の活動に関わっており、そのノウハウを都草の中で発揮してもらいたい、との紹介がありました。
令和4年度事業計画(案)では小松理事長が、今後も活動におけるデジタル化を意識し、アフターコロナを見据えつつ、案内、講座や執筆を通じて、京都の知識や魅力について発信していく。可能な限り、さまざまな方面からの要請に応え、会員の活動の場をより一層充実させる、との説明がありました。
令和4年度活動予算(案)では、須田信夫副理事長から、デジタル事業と映像プロジェクトで費用がかかるが、全体としては黒字予算を確保した、との説明がありました。
最後に熊谷副理事長が令和4年度組織体制の説明を行い、通常総会を終了しました。
(広報 須田信夫)
(写真 久宗圭一、須田信夫)