第8回 古文書講座(2018.9.29~2018.3.23)
第8回 古文書講座(2018.9.29~2018.3.23)
第8回 古文書講座が終了しました。
日時:9月29日、10月27日、11月24日、1月26日、2月23日、3月23日
14:00~15:30
場所:三井ガーデンホテル京都四条(西洞院四条下ル)2階 音羽
テキスト: 『かなめ石』 『平安万歳楽』
講師:伊東宗裕先生
今年も伊東宗裕先生に講師をお願いして、全6回の古文書講座を開催いたしました。
今回で8回目。
今回は初めて非会員の方も4名参加され、総勢22名でくずし字を楽しく勉強させていただきました。
今回は講師の伊東先生からメッセージを頂きました!
今年度も古文書講座を無事終えることができました。これも講師のいたらなさを愛情に満ちた目でみてくださった受講生ご一同のおかげでございます。
今回は「かなめ石」という江戸時代初期の「仮名草子」を読みました。内容は寛文2年(1662)5月1日に起きた地震の記録です。この地震はどちらかといえば若狭・近江で被害が大きかったのですが、「かなめ石」の中では五条大橋が落ちたとか、下御霊神社で石灯籠が倒れ子供が下じきになったとか、京都の被害が強調されているようでした。
いわゆる「くずし字」で書かれた物語、しかも現代とは隔たった江戸時代初期の事件で、難解なところがたくさんある。わたし自身が予習不足で立ち往生したこともある。そういったときに、ありがたいことに受講生の皆さんに答えを出していただく場面が多々ありました。
一般の古文書講座というのは、難しいくずし字をオレなら誰より読める、といった意欲と自信に満ちたつわものが多いのですが、都草のこの講座はとてもなごやかなふんいきで、わたし自身リラックスできるのです。来年度はもう少し厳しくひきしめて…ということにはならんだろうなー。
(副理事長 松枝しげ美)
(広報部 須田信夫)
(写真 小松香織)