「第4回新春子どもお茶会 ~百人一首であそぼ~」(2019.1.5)
「第4回新春子どもお茶会 ~百人一首であそぼ~」(2019.1.5)
明日の京都文化遺産プラットフォームとNPO法人京都観光文化を考える会・都草の共催による恒例の「子どもお茶会」が1月5日に開かれ、西陣の町家・古武に午前・午後合わせて45名の小学生が集まりました。
今年で4回目となるこの催しは、子どもたちが日本の伝統文化である「お茶」や、昔ながらの正月の遊び「百人一首」に親しむ事をねらいとして行っています。
日 時:平成31年1月5日(金)
午前の部 10時~12時
午後の部 2時~4時
場 所:「西陣の町家・古武」(京都市上京区大宮通五辻上ル)
前半に行った「百人一首であそぼ」についてご紹介いたします。
最近は畳敷きや座布団といったものがない家に住んでいる子どももいるようですが、お正月らしい床の間の掛け軸や置物、結び柳といった素晴らしいしつらえの中で、百人一首ができる貴重な体験の場となりました。
使用するカルタは五色百人一首といって、百首の歌を20首ずつ色別に分けて、一回の対戦時間が6、7分ぐらいしかかからないように作られたものです。初めて百人一首に触れるグループと、学校や家庭で百人一首を経験したことがあるグループに分けて行いました。詠み手の歌をよく聞き、取り札をしっかりと見て、どの子も集中して取り組みました。初めての子どもたちも、2回目、3回目と繰り返す間に徐々に七五調の和歌のリズムに慣れてきて、スムーズに札が取れるようになっていきました。
子どもたちの感想として「初めてでもカルタが取れてうれしかった」「いろんな人と対戦できて面白かった」「まだ下の句を詠んでいないのに歌を覚えていて取るのはすごい。来年は私も覚えてきたい。」などの声が聞かれました。
これを機会に家庭でも遊びの中で百人一首に親しむ機会があればいいなと思っています。
(会員 宮川恭子)
後半のお茶席では須山里己会員がお菓子とお茶の頂き方を説明、その後みなさん神妙な面持ちで町家の雰囲気を醸す床の間を背にし、毛氈の上で本格的に頂くお茶席の貴重な体験をしていただくことができました。
お茶は美味しかったとの評価もいただき関係者はホットいたしました。
(会員 藤井久美子)
(広報部 須田信夫)
(写真 小松香織)