第12回都草通常総会開催(2018.5.28)
第12回都草通常総会開催(2018.5.28)
京都観光文化を考える会・都草の第12回通常総会が、京都府庁旧本館旧議場で開かれました。
日時:平成30年5月28日(月)13:30~16:30
場所:京都府庁旧本館旧議場
第一部
特別講演13:30~14:40
演題:「長岡京の発見」-「歴史」と「考古」のはざま-
講師:井上満郎先生(京都市歴史資料館長、京都産業大学名誉教授、都草顧問)
第二部
第12回都草通常総会15:00~16:30
第1号議案:平成29年度事業報告
第2号議案:平成29年度活動計算書の報告
第3号議案:定款変更に関する件
第4号議案:理事の異動に関する件
第5号議案:平成30年度事業計画(案)
第6号議案:平成30年度活動予算(案)
第一部の特別講演では、都草顧問、京都歴史資料館長、京都産業大学名誉教授の井上満郎先生による「長岡京の発見」-「歴史」と「考古」のはざま-と題した講演が行われました。
高校時代の恩師が長岡京を発見され、その影響で歴史の道に進まれるようになったこと、ご自身も大学生の時に長岡京の発掘調査に参加されたことなど、学生時代の思い出を話された後、奈良時代末期、皇位継承を巡る様々な出来事が平城京から長岡京へ遷都する理由の一つである-とお話されました。
休憩を挟んで第二部の通常総会に移りました。
司会は、昨年に続き岸本幸子理事が務めました。
議事に先立ち、議長に西野嘉一理事が選任されました。
松枝しげ美副理事長から、出席会員と委任状の合計が定足数を満たしているとの報告があり、西野議長により本総会が成立することが宣言され、審議に入りました。
第1号議案の平成29年度事業報告は、小松香織理事長より行われました。
29年度は、全体的な事業の拡大、充実を図り、会員数は約390名と前年から微増した。京都新聞に連載を始めた「京都御苑さんぽ」は好評を博している。社会連携事業、会員事業、受託事業いずれも順調に活動している。すべての活動を通して「会員が活動する場の拡充」、NPO法人としての「社会的貢献」を推し進めることができた、との報告があり、第1号議案は可決承認されました。
第2号議案の平成29年度活動計算書は、藤井久美子事務局長より報告がありました。事業収入は前年度実績を割ることなく、良い形で事業が進められていると報告されました。
林寛治監事より、監査の結果適正で正確であったとの監査報告があり、第2号議案は可決承認されました。
第3号議案の定款変更に関する件について、松枝しげ美副理事長より説明がありました。
NPO法の改正に伴い、都草の定款を変更する必要があり貸借対照表の公告方法を変更すること、および前回の法律改正に伴う文言の整備の報告があり、可決承認されました。
第4号議案の役員異動について、熊谷喜輝副理事長より中島孝和会員、須田清司会員の紹介があり、新理事就任が可決承認されました。
引き続き中島孝和新理事、須田清司新理事から就任の挨拶がありました。
中島孝和新理事は、研究発表、ガイド、歴探などで、自ら楽しみながら会員の役に立つような活動をしたいと挨拶されました。
須田清司新理事は、二条城でガイドをしていたときに、ご案内した方から本当に楽しい時間を過ごせたとの言葉がうれしかった。楽しい会員活動の手助けが出来ればと思うと挨拶されました。
第5号議案の事業計画案について小松香織理事長より説明がありました。
都草会員が400名に達することを想定したきめ細やかな体制づくりや組織運営を目指し、外部環境変化にも柔軟に適応できるよう、経営基盤の整備を更に充実していく。また、NPO法人として社会的貢献という役割も果たしながら、京都に関する興味と深い知識を有する会員の皆様が、有意義な都草活動ができるよう、調査・研究や新規事業の展開など、より一層質の高い事業運営に努める。楽しく活動するのを目標としたいとの説明で、原案通り可決承認されました。
第6号議案の平成30年度活動予算案が、高橋明俊副理事長より説明されました。収入では、会員からの会費および会員事業では昨年度並みの実績を見込んでいる。受託事業では、ガイドや講座事業が増えているが、案内所の閉鎖などで減収の見込み。支出では、会員事業は増加、受託事業は減少の見込みで予算が組まれていることが説明され、可決承認されました。
審議終了後、都草の30年度組織体制について熊谷喜輝副理事長より説明があり、第12回総会は閉会しました。
平成30年度役員 左から福井大作監事、高橋克仁理事、須田信夫理事、高橋明俊副理事長、伊藤義男理事、藤井久美子事務局長、熊谷喜輝副理事長、松枝しげ美副理事長、西野嘉一理事、小松香織理事長、芦田喜雄理事、岸本幸子理事、中島孝和理事(新任)、林寛治監事、田村光弘専務理事、須田清司理事(新任)
(広報部:須田信夫)
(写真:岩尾光將、野津隆、須田信夫)