第7回 バス研修旅行「晩秋の美濃を訪ねて」(2017.11.27)
第7回 バス研修旅行「晩秋の美濃を訪ねて」(2017.11.27)
11月27日(月)、第7回バス研修旅行に34名の会員が参加されました。
今回は晩秋の美濃へ。

「晩秋の美濃を訪ねて」
谷汲山華厳寺をめざして、定刻通りの8時30分に京都駅を出発。
途中、中江研修部長の提案で、国史跡 美濃国分寺跡へ立ち寄りたいと運転手さんにお願いしたところ
快諾して下さり、予定にない訪問先が急遽決まりました。

国史跡 美濃国分寺跡で説明をする中江研修部長
バスガイドさんも初めてということで一緒に加わっていただき、青空の下広々とした国分寺跡に立ち、
1300年前の当時の姿に思いを馳せました。

「参道」の両側には石灯籠が並ぶ
11時30分、華厳寺に到着。
西国三十三ヶ所霊場の満願寺、三十三ヶ所中もっとも東にあるお寺です。
皆様、思い思いにお参りされていました。

華厳寺 西国三十三ヶ所霊場 満願寺

精進落としの鯉

鯉に触ると巡拝期間中の精進潔斎の生活から解放される

笈摺堂に巡礼の折に着用した笈摺、菅傘、杖を納める

笈摺(おいずる=巡礼者が着物の上に着る袖無し羽織)

満願堂への階段
昼食に郷土料理のこんにゃくや豆腐の田楽を頂いた後は、2ヵ寺目の横蔵寺へ。

お食事処えのきや

昼食に郷土料理のこんにゃくや豆腐の田楽など
「美濃の正倉院」といわれるゆえんでもある素晴らしい仏様とも対面できました。
丹精なお顔立ちの大日如来さま。
力強い仁王像。
非常に珍しい深沙大将。
ご本尊の眷属、十二神将。
そしてご本尊の中から見つかったお厨子・・・。

横蔵寺 仁王門は江戸時代初期に完成( 和様、二重、三間二間、檜皮葺、楼門)

横蔵寺 三重塔の前にて

横蔵寺 三重塔は江戸時代初期に完成(和様、二重、檜皮葺)

舎利堂と瑠璃殿
さらに創建当初のご本尊は、信長の焼き討ちにあった比叡山を復興する際、代わりのご本尊として迎えられ、
それ以来延暦寺のご本尊として収まっておられるとのこと。
代わりに持ってこられたのが、深泥ヶ池付近にあったお堂にあった薬師如来だとか・・・。
ぜひ一度、公開の機会にお目にかかりたいものです。

とても暖かい日だったのでバスの中は冷房中です
帰りのバスの中では恒例の中江研修部長によるクイズ大会。
本日訪れた岐阜県や、西国三十三ヶ所霊場に関連した問題と解説を楽しませていただきました。
目標通り、17時30分に京都駅到着。
無事解散となりました。

ヤサカ観光バス(株)の中川運転手とご案内の達人 辻 恵利子バスガイドさん、ありがとうございました。
(副理事長 松枝 しげ美)
(広報部 岸本 幸子)