第6回 研修バス旅行(浜松市 龍潭寺・方広寺)(2016.11.28)
第6回バス研修旅行は、初めて東海道を東に向かい、静岡県浜松市にある臨済宗の2つのお寺を巡りました。現地合流の1人を含め40人が参加しました。
バスは予定通り午前8時に京都駅南口を出発、名神高速を一路東に走ります。
途中、御在所サービスエリアで休憩を取り、そのまま11時に最初の目的地、臨済宗妙心寺派の龍潭寺に到着です。
龍潭寺は、創建が平安期の天平5年(733年)、行基によって開創されたと伝わる古刹です。彦根藩井伊家の菩提寺で、奇しくも、来年のNHK大河ドラマの主役「伊井直虎」ゆかりのお寺です。また、小堀遠州作で国指定名勝に指定されている池泉鑑賞式庭園でも有名です。
浜松在住の横井剛会員が龍潭寺で現地合流、ここで全員が揃いました。
横井会員からレポートが寄せられましたので、ご紹介します。
「第6回研修バス旅行に参加して
来年のNHK大河ドラマが浜松市舞台の「おんな城主 直虎」に決まり、浜松市は市を挙げてPRに余念がありません。その直虎及び井伊家の菩提寺である龍潭寺と奥山・方広寺拝観が今年の都草バス研修と知り、浜松市在住ゆえなかなか都草の行事に参加できない私は、中江研修部長にご無理を言って、浜松のみの限定参加として皆様とご一緒させていただくことになりました。
研修参加にあたり、何かお役に立てればと、浜松市市役所観光課、奥浜名湖観光協会に問い合わせをしたところ、今年は例年にない忙しさで対応はできないが、直虎の生涯が書かれた市発行のPRブックを人数分用意できるということで皆様に配布させていただきました。
この忙しさを当日知ることになります。
到着予定時間の2時間前に龍潭寺駐車に車を停め、長時間駐車の許可をいただき皆様をお待ちしていたところ、30分で第一駐車場は満車です。龍潭寺は何度も拝観しておりますが、平日でこの光景は初めてです。売店の店員さんや駐車場警備の方にお訊ねしたところ、大河ドラマの決定から増え始め、特に11月は連日多くの方が拝観に訪れているようです。浜松市民の99%が知らない直虎ですが、大河ドラマの主役となるとその影響力ははかりしれません。
約2時間後、都草御一行が到着し、そこから合流です。
龍潭寺は国指定名勝の池泉観賞式庭園が拝観の目玉になります。庭園観賞ついてはそれぞれの観方、好みもありますからどのような印象を持たれたでしょうか。見所は中江部長が作成された案内に書かれているので、今一度思い出して、お読みいただければと思います。」(続く)
龍潭寺拝観のあとは昼食、名物の雉子鍋をいただきにきじ亭へ向かいます。
昼食後は、きじ亭から歩いてすぐ、臨済宗方広寺派大本山の方広寺へ。方広寺は、建特2年(1371年)に、後醍醐天皇の皇子無文元選禅師によって創建されたお寺です。本堂、三重塔、半僧坊真殿など、多くの伽藍があります。
三重塔の前で全員の記念撮影。続いて本堂などを見学しました。
方広寺では、ガイドの小松孚夫さんに解説と案内をしていただきました。
引き続き、横井会員のレポートです。
「次に拝観したのは臨済宗方広寺派大本山・奥山方広寺。浜松市民にとっては拝観するお寺というより、修行研修の場と知られ、ほとんどが学生時代に座禅研修を受けています。また民間信仰として、奥山といえば「半僧坊」というぐらい諸願成就の祈願所として参拝に訪れます。ただ以前と印象が違いました。当日もお話させていただきましたが、三重塔から本殿にかけての木が伐採されており、伽藍が一望できたことです。
拝観では、中江部長がここへ案内したかったとのお言葉どおり、絶景と本堂瓦のご説明がありました。が、私は無知ゆえに途中から話についていけませんでした。もう少し視野を広げて勉強しないと、と反省です。
さて、地域・時間限定で参加した研修バス旅行も途中下車して皆様とお別れです。中途半端な参加でしたが、中江研修部長はじめ皆様に暖かくお迎えいただき感謝しております。地方在住のため、なかなか都草の行事に参加できませんが、これからもできる限り参加したいと思います。
ありがとうございました。」(横井 剛会員)
方広寺の見学を終え、ここで横井会員とはお別れ、バスは一路、京都へ。
途中渋滞もなく、恒例の中江部長出題クイズ大会で盛り上がりながら、午後6時過ぎに京都駅南口に到着しました。
企画、担当された中江部長始め世話役の皆さん、ありがとうございました。また、参加された皆さん、お疲れ様でした。
次回の研修バス旅行もお楽しみに。
(写真撮影 熊谷喜輝 須田信夫)
(広報部 須田信夫)