新春子どもお茶会(2025.1.5)
新春子どもお茶会(2025.1.5)
開催日 :2025年1月5日(日)午前10時、13時15時の3席
開催場所:上京区大宮通五辻上る 「西陣町家 古武邸」
参加者 :小学校3年~6年 46名
2017年に始まった、都草と明日の京都文化遺産プラットフォーム共催で開催している「新春子どもお茶会」は、今年で9年目を迎えました。
毎年恒例で、初回は子どもかるた遊びとお茶席のセットで開催されました。
かるた遊びでは、今は亡き会員の宮川恭子さんが指導くださって、毎年定員を超える参加者で賑わいをみせてきました。
内容は少しずつ変化し、かるた遊びは小倉百人一首の企画で独立し、お茶会は体験を加え、より子供たちに日本の文化に触れる内容へと充実しています。
このお茶会に参加してくれた子供たちの中には、学校で茶道部に入部したり、お茶のお稽古に通うようになつたとの報告も受け、開催の意義を感じているところです。
今年は3席開催の中で、第2席目(13時開催の部)では、お茶会形式で薄茶席のお客様を体験していただきました
まずは明日の京都企画調整委員会より、都草の豊田博一理事のご挨拶がありました。

挨拶する豊田博一理事
引き続き、西陣の町家である古武邸のご当主古武博史氏より、西陣で商いが行われてきた町家の構造や、町家の変遷などについて、手作りの模型で説明いただきました。
この手作り感が子供たちに人気を集めていたようです。

町家の構造や変遷について説明する古武博史氏
お話の後はお茶室に移動して、お茶席に入る前のご挨拶の仕方、手は三角になるように膝の前で揃えて床の間のお軸拝見、結び柳のことなど、佐賀裕子さんの説明に熱心に耳を傾けていました。

手は三角になるように膝の前で揃えて
体験ではお正月のお菓子「花びら餅」のいただき方、お箸(黒文字)で大きな花びら餅を悪戦苦闘してつまんだり、抹茶茶碗のお茶をおそるおそる茶筅でたてたりしながら楽しんでくれました。

花びら餅をいただきます

花びら餅をいただきます

お茶をたてる子供たち

お茶をいただく子供たち
最後に都草から小松香織理事長より、日本の文化を身近に体験できる環境で育っている皆さんが、これからの社会で日本の文化について語ることが出来るように、楽しんでお勉強してください、とご挨拶がありました。

挨拶する小松香織理事長
お茶会でご奉仕の皆様です。

スタッフ一同、前列右から松田典子会員、藤井久美子会員、佐竹典子会員、後列左端は小松香織理事長
都草からはお手伝いに佐竹典子会員、松田典子会員、藤井久美子会員が参加いたしました。(会員 藤井久美子)
(広報 須田信夫)
(写真 小松香織、伊藤 多希子(明日の京都))