子ども文化教室 「和歌を楽しむ」を開催(2025.8.1)
子ども文化教室 「和歌を楽しむ」を開催(2025.8.1)
都草と明日の京都文化遺産プラットフォーンムが主催する子ども文化教室 「和歌を楽しむ」を今年も開催いたしました。

和歌教室案内
対象は京都市の小学3年生から6年生まで20名(当日欠席1名)の子どもたちで、保護者の皆様にも同席していただきました。
事前学習は、これまで立命館キャンパスプラザで開催しておりましたが、今年は初の試みとして、事前に藤井久美子会員が動画を収録、7月22日から31日迄オンデマンドで学習する方式といたしました。

事前学習動画

事前学習動画
子どもたちは全員動画を見て理解度も高く、アンケートにもしっかり書いてくれました。
*和歌のすばらしさをどういう気持ちをもって伝えられているのですか
*800年前のものは今も残っていますか
等々ほかにもいろいろな質問を寄せてくれました。
アンケートの質問には、野村渚先生(冷泉家後嗣)に回答していただきました。
「和歌を書いてみよう」の体験教室は8月1日(金)13時30分から15時40まで、例年通り冷泉家にて行い、講師は、野村渚先生にお願いいたしました。
皆緊張した面持ちで冷泉家に入り、部屋を案内していただきました。
野村渚先生の指導で、扇子を使っての部屋への入り方、座り方、硯の扱い方、墨のすり方を教えていただきながら、短冊に自分の好きな百人一首の中の一首を、筆で書く練習をいたしました。

扇子を使って部屋へ入ります

硯の扱い方

短冊に自分の好きな百人一首を書きます
特に畳の上で墨をすったり、書いたりは非常に緊張する体験であり、よき思い出の一頁となったことと思われます。
最後に、床の間の掛軸「西行法師」の和歌を、声を出して詠む練習をいたしました。当日書いた短冊は夏休みの記念に皆さんに持ち帰っていただきました。(会員 藤井久美子)
後援 京都市・京都市教育委員会・古典の日推進委員会
(写真)明日の京都文化遺産プラットフォーム
(広報:須田信夫)