子ども茶歌舞伎体験(2025.2.1)
子ども茶歌舞伎体験(2025.2.1)
日 時:2025年2月1日(土)
1席目 11:30~12:30
2席目 13:30~14:30
場 所:福寿園 京都本店6階「京の茶座」(下京区四条通富小路角)
参加者:1席目16名、2席目11名
都草と明日の京都文化遺産プラットフォームが主催した「子ども茶歌舞伎体験」が、福寿園京都本店6階「京の茶座」で開催されました。
都草からは藤井久美子会員と坂本孝志特別顧問が参加しました。

子ども茶歌舞伎体験のチラシ
子どもお茶会は過去に何回か行ってきましたが、茶歌舞伎体験は今回が初めてです。
当日は時々小雨が降る天気でしたが、小学3年生から6年生までの27人が参加、茶歌舞伎を楽しんでいただきました。

あいさつする坂本孝志特別顧問

会場の風景(福寿園京都本店6階「京の茶座」)
茶歌舞伎とは、お茶の産地や品質を飲み分けて勝敗を競う中国起源の「闘茶」のことで、日本の歌舞伎とは関係ありません。
今回は、玉露(花)・煎茶(鳥)・玄米茶(風)の3種類の茶銘を当てるゲームで、参加した子どもたちは日本の茶文化に触れながらお茶を楽しみました。
はじめに福寿園のお茶インストラクターの方から、お茶の歴史や栽培方法、そして茶歌舞伎についての説明がありました。

説明する福寿園お茶インストラクター
子どもたちはお皿に入った茶葉の、それぞれの色や香りを覚えた後、お茶を味わいながら、配られた用紙に解答を記入します。

お皿に入った茶葉の、色や香りを覚える子ども

お茶を味わう子どもたち
続いて成績発表。全問正解の場合は皆点(カイテン)といい、残念ながら全問不正解の場合は0点と言わずに「チョット」と表現するそうです。

成績発表
最後に皆点の子どもに福寿園から景品が渡されました。
からくり人形師 九代目 玉屋庄兵衛作「茶運び人形」。この人形のゼンマイは鯨のヒゲを用いており、お盆にお茶碗を乗せると動く仕掛けになっています。

茶運び人形
茶運び人形の動く姿が可愛くて、子供たちは大喜びでした。

子供たちは大喜び
子どもたちが茶歌舞伎の体験を通じて、日本の文化だけではなく、他の国の文化も尊重できるような大人になってくれることを願いながら、今回の企画は無事終了しました。

福寿園の一階店舗で参加者をお迎えする藤井久美子会員
最後に、進行役を務めていただいた明日の京都企画調整委員の佐賀裕子さんと、ご協力いただいた株式会社福寿園様にお礼申し上げます。(特別顧問 坂本孝志)
(広報 須田信夫)
(写真 明日京事務局)