カンボジアからの訪問団と国際交流(2025.11.29)
カンボジアからの訪問団と国際交流(2025.11.29)
11月29日(土)、 市民社会交流のためにカンボジアから来日した市民社会団体と行政関係者8名が、「日本のNPO法人の先進的・効果的な取り組みや、行政との連携事例について学びたい」として都草を訪れました。
今回の訪問は、一般財団法人 日本国際協力センター(JICE)が、外務省から受託した「対日理解促進交流プログラム(通称:JENESYS)」事業の一環で、「日本・カンボジア市民社会交流」という招へいプログラムをふまえたものです。人と人との相互交流を通じ、日本についての理解を促進するとともに、日本への関心・支持を拡大することを目的としています。

日本国際協力センター 関西支所の山根幸子さん
加えて帰国後に自国での活動や業務の質を向上させ、市民と行政の有機的な連携を図るきっかけになることも目的としています。
また、上記の対象として「都草」に強く惹かれた理由としては、その幅広い活動や設立の経緯、とりわけ京都をより活性化するために観光・文化交流を通じての包括的な取り組みをしているNPOであるという点、だそうです。

挨拶する小松香織理事長、左は通訳のJICEコーディネーター甲斐峰雄さん
説明の資料は、あらかじめパワーポイントで作成した日本語のファイルをJICEに送り、カンボジアの言語であるクメール語に翻訳したものを使用しました。

パワーポイントの説明画面 下がクメール語に翻訳したもの
この機をとらえて行政との連携事例についてぜひ学びたい、という訪問団の皆様の観点から、都草の活動の中でも特に社会連携事業について詳しく話をしました。まずは京都府庁との有機的連携をはじめ、京都御所御苑案内(環境省)や明日の京都文化遺産プラットフォームとのつながり、国際交流(海外のお客様の案内)、伝統行事支援(祇園祭大船鉾)、美化活動について説明しました。さらに歴史探訪会、研究発表会などの会員事業や都草講演会、京都通模擬試験などの主催事業、ガイド、講演、執筆などの受託事業、これらの4つの柱で活動していることを小松香織理事長が説明。その都度、通訳の甲斐峰雄さんがテンポよくクメール語に翻訳しました。また、冒頭と結びの挨拶を、手を合わせてクメール語で話した際には、緊張気味だった皆様のお顔が瞬間にして笑顔になり、一気にその場が和やかな空気に包まれました。その後は参加者も頷きながら聞いていましたので、私たちの活動をよく理解していただけたのではないかと思います。

都草の説明をする小松香織理事長

メモを取りながら熱心に説明を聞く皆さん
説明後の質疑では、都草の活動資金、収入について補助金などは受けているか、会員になった時のメリットは何か、 などの質問があり、小松理事長が丁寧に説明しました。質疑中には都草が日本茶と最中を用意、くつろいだ雰囲気で和やかに話が弾みました。

お茶とお菓子を召し上がれ

あいさつで以前アンコールワットを訪れたことを披露する坂本孝志特別顧問
また、都草の参加者にお土産として、クロマーとばれるカンボジアで日常的に用いられている万能布(スカーフのように使うことが多い)とアンコールワットの置物をいただきました。

お土産をプレゼントされる小松理事長、左下はアンコールワットの置物
説明会の後は、小松理事長が府庁旧本館の旧知事室、正庁、中庭、旧議場を案内しました。

旧知事室を見学するカンボジアの皆さん

正庁を見学するカンボジアの皆さん

旧議場を見学するカンボジアの皆さん

中庭で記念撮影
カンボジアの一行は、旧本館1階のsalon de 1904で昼食後、金閣寺に向かわれました。
終了後に行った参加者へのアンケートでも。「日本人が現代の技術システムを活用しながらも、なお自らの伝統と文化を維持していることに感銘を受けました」「都草が京都を心を込めて大切にしている姿に本当に感銘を受けました」など、都草の活動をよく理解していただけたことが分かりました。
今回のカンボジア使節団都草訪問については、京都新聞12月1日付け朝刊11面、京都新聞DIGITALで紹介されました。(会員 須田信夫)
(写真 須田信夫)