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羅城門復元模型の柵に「平安京 羅城門模型」の看板を設置(2025.10.15)

2025.10.17

10 月15日、JR 京都駅北口広場にある羅城門復元模型(1/10)の柵に「平安京 羅城門模型」と書かれた看板が設置されました。

 

設置された看板

 

看板は都草が「明日の京都文化遺産プラットフォーム」に寄贈したもので、5 月25 日の「都草第19 回通常総会」でその趣旨と予算が認められました。

 

看板が設置された羅城門

この羅城門復元模型は、平成6(1994)年に開催された“甦る平安京:平安建都1200 年記念展”の期間中、京都市美術館1階中央北エリアに展示されていたものです。

その後、模型は旧メルパルク京都(北口広場の東側の建物)の地下室に長く保存されていましたが、平成28(2016)年11 月に「明日の京都文化遺産プラットフォーム」によって現在地に移設されました。今では“待ち合わせ場所“、京都タワーを背景とした“撮影スポット”としても知られるようになりました。

 

明日の京都文化遺産プラットフォーム土岐憲三副会長(左)と記念撮影する小松香織理事長

 

JR 京都駅の一日の乗降者数は約30 万人ですが、羅城門復元模型の建つあたりは北口広場の東端で比較的人の流れが少ない場所でした。しかし近年、京都駅東側に京都市立芸術大学やホテルなどが建ち、人々の行き来が増加しています。

ただ残念ながら門には扁額もなくこの模型を、黒澤明監督の映画「羅生門」や「今昔物語」などに登場する「羅城門」と分かる人は非常に少ないのです。

そこで都草では、この平安京のシンボルともいうべき建物を、修学旅行生や、観光客(特に外国人)が一目見て「羅城門」と分かるように、看板の寄贈をすることにしました。(特別顧問 坂本 孝志)

 

羅城門模型と京都タワー

(広報 須田信夫)

(写真 須田信夫)