都草会員が京都府立鴨沂高等学校で「京都検定」特別授業を担当!(H27 9/12, 10/3, 11/21)
★田村 光弘 専務理事
都草会員が京都府立鴨沂高等学校で「京都検定」特別授業を担当!(H27 9/12, 10/3, 11/21)
鴨沂高校の「京都検定」特別授業を担当して
「京都文化入門プログラム」コースとして、土曜日の時間を利用して様々な講座が設定されました。生徒たちの希望により選択された一つに「京都検定」がありました。
全員が受験するわけではありませんが、京都検定を通じて様々なジャンルの京都学を学ぶ良い機会として、我々のところにオファーがありました。
若い人たちに京都のことをお話できる絶好の機会として、3名の講師を派遣いたしました。
岸本理事には「京の三大祭り」を担当していただきました。
しかし、生徒たちの様子が少し違うなーと気が付くのにそれほど時間はかかりませんでした。
祇園祭を見たことのある人!ちらほら。八坂神社に行ったことのある人!ちらほら。
考えてみれば、今日のテーマの祭はすべて授業の時間中に行われるのですね。
方針を転換し、たくさんの写真を見てもらい、バーチャル体験を通して新しい知識として吸収してもらおう、と言うことにしました。見たことのない美しい写真や行事を食い入るように見つめていました。将来本物を見た時に、懐かしいと思ってくれるとうれしいですね。
小松副理事長には「京の社寺」を担当していただきました。
世界文化遺産もふんだんに登場し、名前すら知らない神社も美しい写真で出てきました。
嵯峨野を中心にしたたくさんのお寺も、たぶん名前も初めて聞くようなお寺なんだろうなと思いました。
しかし、名前を連呼され写真を見せられるとそのいくつかは記憶に残ってくれることと思います。
50分のパワーポイントに何時間かけて作ったことでしょう。
田村理事には「演習問題」を担当
たぶん授業でも出てこないが京都学の基本である「平安京」について多めの講義をいたしました。
京都とは大きな都のある場所、地名になるのは鎌倉時代頃。長岡京から平安京への移転など・・。
羅城門から芥川の羅生門へ話を飛ばすと、ちょうど国語で習ったところで興味がわきました。
安楽寺の事件を契機に大きな宗教上の変革のあったことにも多めの時間を割きました。
貴族の宗教から民衆の宗教へ、こんな話は今まで聞いたことが無かっただろうと思います。
一部の生徒が食い入るように聞いてくれたのが印象的でした。(一部は寝ていましたが)
京都検定に合格するかしないかは別にして、新しい知識興味が生徒たちの大きな財産に
なることでしょう。
金銭的な報償はありませんが、生徒たちと直接お話でき、何らかの影響が与えられたと信じることが大きな満足になりました。
報告: 都草専務理事 田村 光弘
★岸本 幸子 理事
★小松 香織 副理事長
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★京都府立鴨沂高等学校
(写真:岸本幸子,小松香織 会員)
(広報 小松香織)