第130回 研究発表会
第130回研究発表会
日時 10月16日(月) 13:10~16:00
場 所 ひと・まち交流館 京都 2階 第1・2会議室
発 表 1.13:10~14:30 坂本孝志特別顧問
明治天皇大葬と、太秦村の牛
明治天皇は明治四十五年(1912)七月三十日に東京で崩御された。
ご遺体が列車で奉送され、伏見桃山陵に埋棺されたのは大正元年九月
十四日のことである。
この年八月五日に、葛野郡太秦村嵯峨野のある農家に京都府の職員が突然
訪問し、主の湯浅伊之助に「天皇の霊柩車の曳牛として、当家の牛を買い
上げたい」と告げる。
嵯峨の地理や歴史の話を交え、当時の新聞・明治天皇大葬の記録などを
もとに、その顛末を追ってみた。
訂正:前回の行事予定案内で、明治天皇が崩御された年を「嘉永五年
(1852)」としていましたが、明治四十五年の誤りです。
2.14:40~16:00 高橋正一会員
兼好法師の素顔
鎌倉時代後期、日本三大随筆の一つ『徒然草』を書いた兼好法師(以下、
兼好)は、代々、京都の吉田神社を預かる卜部家の庶流の家に生まれ、
吉田兼好と言われてきた。後二条天皇の六位蔵人から、従五位下・左兵
衛佐となったとされている。
しかし、近年「兼好は鎌倉幕府の関係者で、周知の経歴は吉田家により、
すべて捏造されていた」という説が発表された。
兼好研究の経緯、考えられる人物像など発表したい。
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