第128回 研究発表会
第128回 研究発表会
日 時 5月25日(木) 13:10~16:00
場 所 ひと・まち交流館 京都 2階第1と第2会議室(いつもと部屋が異なります)
発 表 1.13:10~14:30
「日本書紀」その6 堂園 光子会員
前回は天武天皇までをお話いたしました。天武天皇の死後、皇后の鸕野讃良(う
のさらら・後の持統天皇)は自分の息子の草壁皇子を天皇にしたいがために大津
皇子を処刑してしまいます。
二上山の雄岳のてっぺんに葬られた大津皇子は悲劇の皇子として約1300年後の
今も沢山の人々から同情されています。
けれども草壁皇子は天皇になることなく亡くなってしまいます。それで鸕野讃良は
孫の軽皇子(後の文武天皇)を即位させるために、成人するまで強引に自分が天皇に
なります。今回は大津皇子から持統天皇、文武天皇までをお話いたします。
2.14:40~16:00
「神功皇后の伝承」 高木 哲会員
都草でも応援している祇園祭の「大船鉾」、御祭神は神功皇后です。戦前は聖徳
太子よりも人気で、日本初の肖像紙幣にもなりました。
全国に伝承があり、特に九州には神功皇后にまつわる伝承が3千あるといわれてい
ます。また福岡は三韓征伐、凱旋の地で、仲哀天皇の殯を行った香椎宮、出産を
遅らせた石を祭る鎮懐石八幡、応神天皇をご出産された宇美八幡、その胞衣(臍の
緒)を入れて埋めた筥崎宮はじめ神功皇后を祭った神社だけでも110社あります。
一方「魏志倭人伝」「宋書」「広開土王碑」や「日本書紀」にもそれらしい記述が
あります。卑弥呼と同一人物か?また他の祭神でなじみのない安曇磯良(金印発見
の志賀島拠点)と滋賀の安曇川、信州安曇野なども解説します。さらに韓半島での
戦闘の史実を含め「神功皇后伝承」についてわかりやすく解説いたします。
参加費 無料
お断り 必ずマスク着用の上、入場時の体温検査にご協力お願いします。
体調が優れない方は参加ご遠慮ください。
後日、研究発表会の模様を、メール会員限定でYouTube公開いたします。
郵便会員でご覧になりたい方は、必ずメールで都草事務局までお申し込みください。
新型コロナウイルスの感染状況によっては、申し込み制にする場合があります。