第140回研究発表会
第140回研究発表会
12月20日(金) 13:10~16:00
現地集合 無料
場 所 ひと・まち交流館 京都 3階 第4会議室
発 表 1.13:10~14:30 野津 隆 会員
「東山に京(みやこ)の菊と如意寺跡を辿る」
「五山の送り火」大文字の如意が岳にかつて如意寺という山林寺院がありました。
京都の山林寺院は比叡山延暦寺や鞍馬寺、愛宕山愛宕五坊(白雲寺、月輪寺、神護寺(高雄山寺)他)、醍醐寺、安祥寺、峰定寺などがありましたが、その多くは現在では廃寺となり、その遺構も判らなくなっています。
今回は三井寺(園城寺)の別院として大津市長等山から鹿ヶ谷まで東西8kmにもわたって堂舎僧房が築かれたという如意寺を遺構と共に辿ってみます。
ついでながら、平安京で育まれ今日まで続く菊の文化を京の地名にちなむ「キクタニギク」(東山)を例に、「北山友禅菊」(久多)などの新しい品種を含め、考察してお話いたします。
併せてご皇室の紋章「菊の御紋」にまつわる伝承なども紹介いたします。
2.14:40~16:00 高木 哲 会員
「京都盆地の活断層と地震(正しく恐れて命を守るために)」
日本列島は有感(震度1以上)地震が年間2000回以上(2424回/H3)も起きる世界に類を見ない地震大国です。
近々必ず起きるとされる「南海トラフ地震」や京都の人が恐れる「花折地震」などが心配です。
私は研究者でも学者でもないのですが、定年後好きだった「地質・鉱物」のリスキリングを始め、「鉱物クラブ」に所属し、高校・大学の先生の案内や仲間同士で全国の地質巡検や研究・発表を行っております。
特に京大鎌田名誉教授の講義を3年間受講することができ、それなりに知識を得たところです。
教授からは「私から学んだことを正しく伝え、自分の命を守る方法をみんなに伝授してほしい」とのことで「地震、特に京都で起きる可能性のある地震とそのメカニズム、命を守る対策や、現在の最新の地震研究のレベル、国や自治体の対策やその利用方法」などを拙作ですが説明いたします。
また私は神戸在住で阪神淡路地震の経験者でもあり、その中での対応等も解説いたします。
参 加 費 無料 (会員外500円)
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