わくわく俱楽部 祇園祭研究会 活動報告(2)
2018.04.27
わくわく俱楽部 祇園祭研究会 活動報告(2)(18.4.11)
只今 祇園祭研究会では、「山鉾に描かれた動物たちを探そう」というテーマで研究を進めている。(4月1日現在 会員23名)
昨年12月からそれぞれが1~3基の山鉾を受け持ち、3月末を締め切りに調査を開始した。
ふさわしい文献を探す段階から苦労があったが、そんな中を芦田さんが参考文献を提示してくれたり、借りてきてくれたりして、何とか取りまとめにこぎつけた。
早速、4月11日に3名による調査報告が行われ、スライドによる報告から、動物を確認する事ができた。ひとりの目では、見落としていた動物もみんなの目によって発見できた事例もあった。たとえば、龍だけが描かれていると思っていた懸装品に無数の蝙蝠が隠れていたとか・・・
長刀鉾では、確認できただけでも97点あり、まだ数点ありそうで130点くらいになるだろうという報告を聞き、佐田さんの苦労を感じると共に、巡行が開始されて以来ずっと先頭をいく長刀鉾の豪華さと威厳を改めて感じさせられた。
今後、その他の山鉾についての報告が順次行われる予定だ。
祇園祭の宵山で現地に赴いて、資料だけでまとめた調査票を実際の山鉾や会所飾を見て検証する事にしている。ひとりの目ではなく数人のグループでの確認を計画している。
最終的には、冊子にまとめるとか何等かの形で研究の成果が発表できたらと願っている。
この他にも、祇園祭研究会では講師をお招きしたり、問題集を作り解き合ったりして楽しくスキルアップに努めている。
報告:植村多賀子会員
(写真:小松香織)
(広報:熊谷喜輝)