第1回フィールドワーク「西陣・千本、不思議な空間を訪ねて」(16.7.4)
都草わくわく倶楽部 第1回フィールドワーク「西陣・千本、不思議な空間を訪ねて」
日 時:平成28年7月4日(月)13:30~16:00
参加者:7名
コース:千本中立売→清和園→一柳藩下屋敷表長屋→奥の森→梅雨の井跡→八雲神社跡
→聚楽第時代の遺構の石垣
案内人:山本喜康会員
炎暑の中、千本中立売からスタート。千中の時計塔、以前は千ブラのシンボルタワーであったが、外食チェーンが入り四辺を覆われていたが2年前に取り外された。この付近は昔は大いに賑わい、「井上大丸千本店」「三条大丸」「髙島屋西陣店」などが軒を連ねていた。
歩いて3分で「清和園」に到着、現在も個人の所有で、庭はローマ帝国の「カラカラの大浴場」を模して造ったといわれる。
庭には、口から湯水を流していたというライオン像が木蔭にひっそりと見える。
一柳[ヒトツヤナギ]藩下屋敷表長屋、「朝ちゃん」の娘が嫁いだ家であり、娘の満喜子さんはヴォーリズ夫人。
その奥へ入っていくとまたまた異様な空間、ここは知る人ぞ知るパン屋さんであったが、6月に下鴨に移転してしまった。
更に進むと、市内上京区とは思えない森の中、何とツリーハウスがあった。
ゲリラカフェ予定未亭というのがあるらしい。
付近を歩くと「新御幸町」宝永の大火の後、洛中の町は鴨川以東に移転したが、何故か御幸町だけは西陣に。
付近の公園には、太平洋戦争の空爆の碑もあった。
そうこうしているうち、雲行きが怪しくなり、向こうの方では雷が。
京都市指定の歴史的意匠建造物「白山湯の花温泉」、珍しく木材のボイラーで焚いていた。
聚楽第の遺構、梅雨の井の跡、下のパンフの様に昔は祠もあったが、70年前自然崩壊してしまったそうだ。
ご近所のN川さまのご案内で、八雲神社跡も見学出来た。興味深いお話も…。
同じく、予定外の石垣も案内していただいた。
左と右の石の大きさが違いがはっきり判る、別年代に作られたものだろう
(写真:熊谷喜輝)
(報告・わくわく倶楽部 熊谷喜輝)