活動内容

わくわく倶楽部 バスツアー第2弾(22.11.2)

丹後一宮元伊勢籠神社と浦嶋伝説(わくわく倶楽部 バスツアー第2弾)

日 時 令和4年11月2日(水) 晴れ
参加者 23名
行 程 京都駅八条口前~丹後一宮元伊勢籠神社~(昼食)~丹後大仏~浦嶋神社~京都駅八条口前

昨日の雨と打って変わっての秋晴れ。
朝8時過ぎ、精鋭23名揃い、山陰道8カ国唯一の官幣大社で山陰道一宮、丹後国一宮と言われる、第一の目的地元伊勢籠神社に向かい出陣

籠神社

ここは天照大神が伊勢にお移りになるまでの4年間おられた霊験新たな聖地。
出迎えって下さったご案内人、お名前は何と、「気」田さん。
と言うのも、ご説明頂いて知ったのはこの籠神社も奥宮/真名井神社も「気」が充満している、と言う。うーん、打ってつけの方だ。

ガイドを務めて頂いた気田様
眞名井原案内人の気田様

中に入り、言われるままに、そのエリアに手を当ててみると、薄い風と言うか、地からジワリと吹き出す空気が手のひらに感じ取れる。よーく見ると空気の密が濃く、厚く、歪んでいる様にも見える。
倶楽部の或るおえらい方は腰が癒えた、と言われたが然もありなん。
国内外の多くの地でパワースポットと言うのがあるが、ここまで、生々しく鮮烈に「気」を感じたのは初めてである。

籠神社案内

そもそも「気」とは何か。
「見えないものとしても身の周りに漂うと感じられるもの」とある。
英語を調べると、もっとストレートに「life energy 」「vital energy 」 とある。
(* vital とは バイタリティ–「活気」だけでなく「生命の維持に必要な」と言う意味もある。
ラテン語で vita とは”命”を意味するし、vital が名詞となれば心臓、脳、を意味する)
そうか、「気」とは「生」に強さを与え、「生」を後押しするもの生きるに不可欠なエネルギーの事を言うのだ、と分かる。
それは腰を癒す肉体的改造パワーだけでなく、心の改造をも生み出す大きな「パワー」になるのだと。

そう言えば、籠神社の隠し唄、「かごめ唄」の「地政学的」分析を聞けば、この地に「パワー」が集中しているので、理に適っている。
高欄に並ぶ五色の座玉、金の装飾が施された宝珠の存在も、又真名井神社の磐座も人々に迫り「恐怖感」さえ覚える。

眞名井神社と匏宮(よさのみや)大神宮入口
眞名井神社参道

もう一つ、この地には、生きるに不可欠な「水」がある事も知る。「真名井の水」。
海部家三代目が高天原から神々がお使いになる天の水を黄金の鉢に入れて持ち降った御神水であると。

眞名井の水

山陰を代表する名水百選の米子の水、大山の水も亀岡の出雲大神宮、近くの市比賣神社にも「天の真名井」がある。脈々と地底で繋がっているのだろうか。

籠神社にて
松井物産にて昼食
海鮮丼

神々しいこの地から昼食(美味かった!)を済ませて、次に訪れたのは、「丹後大仏」。
2017年に文化庁より日本遺産「丹後ちりめん回廊」を構成する文化財の一つに認定された、とある。殉職者42名と言う大きな悲劇。原因のスペイン風邪は今同様にパンデミックであり、世界で5000万人、日本でも30万人の方が亡くなられたとの事。
しかし「なぜ、そんな時に東京に行ったの?」との疑問が。
どうも日本での流行第一波はこの悲劇が起こる半年後の様で、おまけに更に一年後の第二波では京都が死亡者全国最大だった模様。
思うに、女工さん達の東京旅行は全国的流行になる前だったので大丈夫だろう、あるいは気にも留めていなかったのではないか。
しかし、東京で伝染し京都に持ち帰り蔓延した、と言う構図が読み取れる。
今のコロナ禍対策の反省、参考となる出来事だ。  合掌!!

丹後大仏
丹後大仏 (2)

いよいよ最後の訪問地、浦島神社(宇良神社)。
詳しくは頂いた資料、お唄も含めた宮司様のご説明を参照願うとして、一つ気になる事。
籠神社の主祭神、彦火明命は、竹を編んだ船に乗って海の彼方の海神の宮「龍宮」に行かれた、と言う。

浦島神社本殿

(「竹」+「龍宮」=「籠」–籠神社の所以)
それと浦島物語は、当然、繋がっているんだろうが、もっと知りたい。
また、日本文化の先進性を見た今回の非公開文化財「浦島明神縁起」。
50年も以前に重要文化財に指定された室町時代前期の作。後に一般化する御伽草子以前の絵入物語だ。
大和絵風だが、ストーリーある紙芝居。今で言うアニメでもある。感心、感動!
宮司様のお陰もあって、時間超過したものの、今日一日、目一杯の時間を使って全プランをこなし、帰路へ。

玉手箱
浦嶋神社宮嶋淑久宮司と小松理事長
浦島神社にて

そして6時前、無事京都駅に着陣。ああ、本当に充実感一杯の旅だった。余韻を楽しみながら各自家路についた。
幹事様の全てにおいての完璧なご手配。素晴らしい1日を終える事ができました。
心より感謝します。ありがとうございました。第三弾を心待ちにしています。

※なお今回は神域が多く、撮影禁止のエリアがかなりありました

(報告)久米川武士会員
(写真)坂本孝志・熊谷喜輝
(広報)熊谷喜輝

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