上御霊神社 御霊祭(会員投稿)
2011.05.26
★上御霊神社前の小山郷
上御霊神社 御霊祭(会員投稿)
上御霊神社の「御霊祭」
京都では、「御霊さん」、「上御霊さん」と親しみをこめて呼ばれている上御霊神社。
上御霊神社の正式名は「御靈神社」であり、寺町丸太町下るにある下御霊神社に対応するもので、「上御霊神社」という社名は呼び分けるときに使うものとされています。
祭神は現在では、崇道天皇(早良親王)、橘逸勢ら13神が祀られています。
祭の御霊祭は、明治までは8月18日(旧暦)に行われていましたが、現在では5月18日(新暦)に行われています。御霊祭は、京都(洛中)で最も古い祭りと言われています。
現在の京都御苑内には、公家町だった江戸時代から神輿が巡行していましたが、明治時代に途絶えました。一昨年(平成21年)、御苑内の巡行が140年ぶりに復活しました。
三基の神輿の内で、僕は「小山郷」を担がせて貰っています。
この小山郷は、三基の神輿の中で一番歴史も古く、遠くさかのぼって後水尾天皇に、天皇の乗り物を戴きました。
その頂きに金色に輝く鳳凰を取り付け、現在はとても品位の高い神輿となっており、小山地区での大きな自慢できる神輿であると確信しています。
★御苑内 朔平門前の小山郷
★小山郷を担いで見上げる!
(池田能久 会員投稿)
(事務局 小松香織)