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活動内容

都草丹波支部活動報告「和知人形浄瑠璃鑑賞会」(16.3.26)

2016.04.07

都草丹波支部活動報告  「和知人形浄瑠璃鑑賞会」

日 時:平成28年3月26日(土)
参加者:6名
コース:美山「かやぶきの里」~野々村仁清生誕の地~石田家住宅~大野ダム~和知「和知人形浄瑠璃会」~生身天満宮 

寒の戻りを受けて少々肌寒い気候でしたが、幸いにも非常に好天に恵まれて、支部員6名で車2台に分乗し、京丹波方面に出かけました。

今回の行事の目的は、和知で定期公演が行われている人形浄瑠璃を鑑賞し、特に今回上演される演目「菅原伝授手習鑑 手習児家の段」に因み、関連する「生身天満宮」を参拝することにあります。

まずは、美山「かやぶきの里」で昼食をとり、和知に向かう途中で「野々村仁清生誕の地」を訪れ、さらに重要文化財「石田家住宅」を外側から見学した後、桜の名所「大野ダム」を少しだけ散策。残念ながら、桜の開花には少し早すぎましたが・・・・。

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野々村仁清生家

野々村仁清生家

生家内部

生家内部

石田家住宅

石田家住宅

石田家住宅

石田家住宅

何とか浄瑠璃の開演にはぎりぎり間に合って、「和知人形浄瑠璃会」という京都府の無形民俗文化財に登録されている皆さん方の熱演を鑑賞することができました。ここでは、大ぶりの人形を一人が一体を操って演じられます。これは、「京丹波伝統芸能定期公演」という形で、毎月第4土曜日に開催されています。

和知人形浄瑠璃会の熱演

和知人形浄瑠璃会の熱演

和知人形浄瑠璃会

和知人形浄瑠璃会

「菅原伝授手習鑑」は、ご存じのように菅原道真の失脚事件を題材にとり、江戸時代に大坂竹本座で初演されて大人気となった浄瑠璃及び歌舞伎の演目です。芹生の里で寺子屋を開いていた武部源蔵は道真の一子を匿っていたが、藤原時平の役人に嗅ぎつけられ、その子の首を渡さねばならぬことになりました。それに際し、源蔵は新たに寺子屋に入ってきた子供を身代りに切って、首を差し出しました。検視にやってきた役人はそれが我が子の首と分かりながら、間違いなく道真の子のものと証言します。この辺りは、人形に感情移入がされ、独特の雰囲気があって見ごたえがあります。

浄瑠璃を見終わった後、車で「生身天満宮」へ移動しました。ここは、先程登場していた「武部源蔵」が始祖で、境内摂社に「武部源蔵社」として祀られています。また、この天満宮は道真が存命中に祀られていたことから、日本最古の天満宮として知られています。

生身天満宮

生身天満宮

武部源蔵社

武部源蔵社

今回も見どころ満載の丹波の旅となりました。          (報告 丹波支部長 井上享一)

(写真:井上享一会員)
(広報部 熊谷喜輝)