丹波支部行事報告~映画ロケ地めぐり~(15.6.28)
丹波支部行事報告
丹波支部長 井上 享一
去る6月28日(日)に、丹波支部では「支部員相互の親睦」と「丹波について、さらにもっと深く知ろう」という目的のもとに、「映画ロケ地めぐり」を行いました。
調べてみると、丹波では思いのほかいろいろな場所で映画やドラマのロケが行われており、驚くほどでした。その中で厳選した場所をミステリーツアー風に、目的地を現地に到着するまで秘密にしながら楽しみました。また、今回の行事のもう一つの目玉は、毎年8月14日に亀岡の薭田野神社で行われる「佐伯灯籠」というお祭りに出される特別な「とり貝寿司」を、お昼の弁当に準備したことです。「とり貝寿司」はさすがに参加した支部員も多くは未経験でしたが大満足でした。(中には大興奮の方もおられました。)
さて、ロケ地については、まず、「走田神社(はせだじんじゃ)」で、鬱蒼とした杉木立の社叢は、今も江戸時代の風情が残り、時代劇にはぴったり。「暴れん坊将軍」や「水戸黄門」など多くの時代劇が撮影されています。特に長い参道は馬が駆け抜けることもできます。社務所も茅葺のかなり大きな建物で、「大岡越前」や「銭形平次」など、懐かしい映画も撮影されたようです。
次に向かった西国第二十一番札所「穴太寺」では、「素浪人月影兵庫」や「桃太郎侍」などオールドファンなら涙を流しそうな昔懐かしい映画が撮影されています。
お昼ごはんも、映画ロケ地の「中山池」に設定。暑い陽射しのないありがたい天候のもとで、先ほどの「とり貝寿司」とみそ汁で大盛り上がりとなりました。
食後は、谷性寺に向かい、住職から明智光秀にまつわる話を聞かせてもらいました。なぜ、こんなに遠い寺に首塚があるのか、など興味深い話でした。そして、ちょうど境内の「桔梗園」がオープンしたばかりでしたので、早速拝観したのですが、残念ながら桔梗はまだ二分咲き程度で、代わりにあじさいが最後とばかりに咲き競っていました。
ロケ地めぐりの最後は「龍潭寺」です。こちらは明応初年(1492)創建の細川政元ゆかりの古刹です。こちらも「水戸黄門」が常連で、「眠狂四郎」「子連れ狼」「柳生武芸帳」など数え切れない時代劇が撮影されております。また、本堂裏手の山の上に庚申堂があり、その屋根の上に「見ざる」「言わざる」「聞かざる」の三匹のサルが鎮座していました。それを見た女性陣3名は何を思ったか、そのポーズをまねて写真に納まりました。私は、カメラの後ろで、ただ「物思わざる」の境地でした。
今回、いろいろな場所をめぐりながら、参加いただいたみなさんの感想は、「いやぁ~、亀岡は深いなぁ~。まだまだ知らんことがいっぱいあるわぁ~。」ということでした。これからも、いろんな企画を考えながら、丹波について楽しみながら深く知っていこうと思いました。どうも皆さんご苦労様でした。 以上
(写真撮影 熊谷喜輝)
(広報部 熊谷喜輝)