第36回都草歴史探訪会「門前町坂本の歴史と魅力を訪ねて」(12.5.16)
2012.05.21
★西教寺山門前 歴史探訪会初の近江路 ここからスタートです♪
★鐘楼のくみもの 美しい斗と肘木のコラボレーション
★身代わり手白猿 リアル!?
★小堀遠州作のお庭
★明智光秀夫人 熙子の墓
第36回都草歴史探訪会「門前町坂本の歴史と魅力を訪ねて」(12.5.16)
◆日 時:5月16日(水) 12時30分集合
◆集合場所:JR比叡山坂本駅
◆参加費:1000円
◆参加人数:45名
◆コース:西教寺⇒日吉大社⇒東照宮⇒慈眼堂⇒滋賀院門跡⇒生源寺
坂本が比叡山の表玄関だった、という話から始まりました。では、京都から見る比叡山は裏口だったのか?という疑問を持ちながら、初夏の日差しの中を出発しました。順延された葵祭りもこの日に行われました。西教寺へはバスの予定をタクシーに切り替え、分乗して集合地点に向います。
西教寺がこんなに深いお寺だとは思いもしませんでした。真盛上人の名が出たときは、豆しか頭に浮かびませんでした。六勝寺の一つ、法勝寺の法統がこの寺に繋がっていると聞き驚きの一言でした。客殿は伏見城の遺構の一つとされ、しかも、信憑性の非常に高い建物だとされています。杮葺きのとても美しい建物でした。本堂の中の彫刻は見る人を圧倒します。欄間だけでなく、あらゆる所に施されている細工は、眺めているだけで日が暮れそうでした。
明智光秀の菩提寺で、縁(えにし)の木像や墓、妻の話などたくさん伺いました。
日吉大社の使いが猿と言う事は有名ですが、このお寺にもお猿さんの話や彫刻があちこちに溢れていました。話だけでなく本物の猿も出入りしているそうです。
日吉大社、比叡山と共に歴史を歩んできました。織田信長の焼き討ち、勇壮な神輿、国宝の社殿など説明を聞けば聞くほど謎が深まります。狛犬なぜ尻尾が七つあるの?二つのお社、参道がクロスするの?
山王祭り、山から神輿が下りてきてそれはそれは勇壮なようです。
慈眼堂、天海大僧正のお堂ですが、その近くにある供養塔が桓武天皇から後陽成天皇、後水尾天皇、さらに、紫式部、和泉式部などなんでここに?というのが一杯あってサプライズの連続でした。
穴太衆の石積み、近くで見ても秘密がわからない緻密なジグゾーパネルのような美しい石組みでした。江戸時代の石組みが崩れもしないで今も残っているだけでも奇跡です。
坂本の秘密、一日で知ろうと言うのが無謀な試みでした。又来ましょう、そんな思いで後にした坂本でした。
(記事:田村光弘 専務理事)
★八講堂の千体仏 林寛治監事によります近江路の名案内が続きます! あちらこちらから絶賛の声・声・声!!
★日吉大社
★国宝 東本宮本殿
★青もみじの参道を行く 青葉が目に染みます
★西本宮
★山王鳥居 そうある鳥居ではございません
★慈眼堂 あの天海大僧正の御堂
★桓武天皇の墓 ここにはいろいろ有名な方のお墓が並びます
★滋賀院門跡 風格があります
★穴太衆の石積み 他の石積みと比べてみましょう
(写真:海道ただかず会員)
(事務局 小松香織)