第93回歴史探訪会西部会『錦秋の相国寺と応仁の乱』(19.11.29)
第93回歴史探訪会西部会『錦秋の相国寺と応仁の乱』
日 時:令和元年11月29日(金) 13:00~16:20 晴れ
参加者:61名(会員のみ)
コース:相国寺三門跡~林光院~ 薩摩藩墓地 ・ 毘沙門堂・七重大塔の話~ 宗旦稲荷神社~
御所用水~法堂・方丈・開山堂(拝観)~ 瑞春院~ 相国寺総墓地~大光明寺~
慈照院(本堂・書院・茶室 拝観)~ 御霊神社(解散)
今回は人数の関係で、会員に限っての催しとなりました。参加頂いた会員は61名でした。西部会メンバー10名は午前中に事前に拝観を済ませていたので、相国寺の拝観許容範囲50名に収まり紅葉が見ごろの方丈庭園を混雑なく鑑賞することが出来ました。相国寺の歴史についての説明、「蓮池崩れ」と言われる応仁の乱の舞台の話、鴬宿梅ゆかりの林光院の話、境外の毘沙門堂・七重大塔跡の話、水上勉の『雁の寺』ゆかり瑞春院の話、伏見から移された大光明寺の話と盛り沢山の話題で、とても短時間では語り尽くせない内容を資料に反映させました。
特別拝観の慈照院では、数寄屋造の桂宮から下賜された書院で、慈照院の刀自様から丁寧なご説明を頂き、知る人ぞ知る千宗旦ゆかりの茶室「頤神室」を拝見させて頂きました。有名な宗旦狐の掛軸にも出会うことができました。本堂では屏風絵を見せて頂き、また、前庭の陸船松という名松は、金閣寺の陸舟松とは違った趣があり、紅葉も見事で、皆様には満足して頂きました。
最後の御霊神社では、ご祭神やその祭神にまつわる怨霊などについての話、応仁の乱勃発の地にて乱の概要が語られました。
今回の歴探では新しく会員になられた方々の参加が多くありました。今後の活躍が期待されます。
(報告:歴探西部会部長 俊藤 靖)
(写真:高橋信治・笠井尚文・熊谷喜輝)
(広報部:熊谷喜輝)