◆日 時:平成25年4月12日 曇り 1時
◆集合場所:京都精華大学
◆参加者:45名
◆参加費:会員700円 非会員900円
◆コース:京都精華大学ギャラリー⇒更雀寺⇒幡枝八幡宮・針神社⇒妙満寺(解散)
京都精華大学にて集合、あたかも学園祭のま最中、特設スタジオでブラスバンドがドンチャカはじめました。学生の熱気を背に大学を出発しました。
駅から5分程のところに更雀寺(きょうしゃくじ)(雀寺)があります。観光寺院ではないためほとんどの方がご存知ではなかったようです。四条大宮からの移転の話から、壬生狂言の桶取地蔵の話、鳥のオーソリティー多賀さんの入内雀の話に、興味はつきませんでした。雀にほくろがあるとかないとか、気にして見たことがなかったので、ただホーと聞いていました。ほくろ、というより模様なんでしょうが、写真を見せていただき、京雀はピーチクパーチクと賑やかでした。
幡枝八幡宮・針神社、地元の産土神でしょうが、応神天皇・神功皇后ゆかりの神社で、刀剣や針の守護神という由緒の古い神社でした。
この神社の狛犬は普通と違い、阿形と吽形が逆に置かれています。武富氏が徒然草から同じ内容の話を紹介し、子供がいたずらに置き換えたもので、深い意味はない、との落ちを面白おかしく語られました。
針神社では、事八日の話、三条みすや針さんの話、そして、一つ目小僧の妖怪の撃退をするために目の多いもの、ザルを天高く掲げて撃退する話はとても面白かったです。そういえば、針は一つ目なんですね。上村松園の原画から模写された絵馬が奉納されているのはサプライズでした。
妙満寺では宝物館が工事中のため安珍清姫の鐘が別の部屋に安置されていました。そのため、厨子から出され、ま近くで拝観することができました。
妙満寺の前地は京都市役所の北側で、現在駐車場のところです。秀吉のころです。その前には堀川綾小路あたりにありました。天文法華の乱で消失した後は聖マリア教会が建てられました。そして26聖人の事件が起こりました。
キリスト教徒の受難の歴史について丹羽氏が熱く法華寺院の中で語ってくださいました。
そういえば、昔の更雀寺(四条大宮)と妙満寺(堀川綾小路)はご近所だったのですね、そして今もご近所なのです。何か因縁があるのですかね。
定刻に散会し、残り桜を求めて各自思い思いに出かけられました。
( 記事:専務理事 田村光弘)
|