第31回都草歴史探訪会~「そうだ西賀茂を歩こう」~(11.10.11)
2011.10.18
★川上大神宮社 川上集落の産土神
★やすらい祭保存会の岸本さんからも貴重なお話をいただきました (小松撮影)
第31回都草歴史探訪会~「そうだ西賀茂を歩こう」~(11.10.11)
◆日 時:平成23年10月11日(火) 12時30分集合
◆集合場所:市バス西賀茂車庫
◆参加費:1000円
◆参加人数:47名
◆コース:西賀茂車庫 ⇒川上大神宮 ⇒醍醐の森 ⇒霊源院 ⇒正伝寺 ⇒西方寺
⇒小谷墓地/西方寺墓地 ⇒大将軍神社 ⇒神光院
定刻西賀茂車庫を出発。川上大神宮では神主さんが着物姿で待ち構えてられ、訥々とした語り口調が神さびて聞き入ってしまいました。(声が小さかったせいもありましたが・・)
昔、西賀茂一帯は上賀茂神社の社領地で、南は大徳寺の辺りまでありました。などスケールの大きな話に始まり、平安京が出来る前からこの辺りには加茂氏が住んでおり、天皇家が後から来て融和を図ったという話など、エンドレスに話が続きました。
醍醐の森では清華家の一つである醍醐家の起こりから、ここに桂離宮に並び称せられる素晴しい邸宅があり、現在では鎌倉に移築された話、又戦時中司令官に抜擢され、戦後戦犯として処刑された話。興味深い話がありました。
★一条昭良、醍醐家、山田宗編…「止観亭」のお写真など、俊藤靖解説委員!?の興味深い話に釘付け♪
霊源寺では寺の歴史より地下2階のガラスを多用した近代建築の庫裡のパネルが印象的でした。設計者は山口隆といい、べネディクタス国際建築賞を受賞されています。
★霊源院 とっておきのお話♪高橋明俊会員
比叡山を借景にお庭が有名な正伝寺では伏見城の遺構の話、鳥居元忠の血天井の話、特に血液型を調べた話はとても面白かったです。狩野山楽の襖絵も素晴しかったです。
★正伝寺へ向かう会員
★方丈広縁天井 血天井
★正伝寺 比叡山を借景にする枯山水庭園で有名!
★都草のグリーンフラッグが西賀茂を行きます
大田垣蓮月の小さなお墓をお参りし、本尊美や鉄道唱歌の話がありました。
★大田垣蓮月の墓
★以前に研究発表会でお話されたリチャード・ポンソンビーについて 写真資料を新たに追加され、
熱く語る山本喜康会員。「リチャード・ポンソンビーの研究では日本一!」と坂本孝志理事長
★西方寺 境内には白い萩が咲いていました
★英国人リチャード・ポンソンビーの碑
大将軍とは陰陽道の星神の一つで、京都の四方に神社を置き、方除けの祈祷がされました。社殿は豊臣秀吉が上賀茂社に寄進した片岡社が江戸時代に移築されたものです。
★大将軍神社 西賀茂の氏神様
★今日は、川上大神宮と大将軍神社で2度もお話をしてくださいました今原嘉麿宮司
きゅうり封じで有名な神光院、なぜきゅうりなの?の問いに、誰かが祇園祭の月はきゅうりが余るから、とチャチャを入れてました。大田垣蓮月尼の生涯や生き様、鉄斎との関係などエピソードはたくさんありました。
あまり行くことのない西賀茂ですが、たくさんのサプライズに心を膨らませて帰途につきました。
(記事:田村光弘 専務理事)
★神光院 高橋明俊会員 さすがのご案内でした 大活躍!お疲れ様でした
★蓮月尼碑
(写真:海道ただかず会員)
(事務局 小松香織)