第16回都草歴史探訪会 ~秋景色の北嵯峨を歩く~(09.11.18)
2009.12.06
第16回都草歴史探訪会
~秋景色の北嵯峨を歩く~
平成21年11月18日(水)12時30分 大覚寺バス停前集合
晴天・参加者25名 案内:西部地区担当
コース:大覚寺~大沢池~名古曾滝址~後宇多天皇陵~ 広沢池~児社~遍照寺
秋たけなわの北嵯峨を巡るこの日の歴史探訪会は、大覚寺からスタートしました。
大覚寺では折から嵯峨菊展が開かれており、一鉢に3本ずつ植えられた菊は、糸のような花が上から3,5,7輪に仕立てられ、可憐な姿で玄関に並べられていました。
旧嵯峨御所大覚寺門跡として格式を誇る殿舎に入り、東福門院女御御殿を下賜されたと伝えられる宸殿や、南北朝講和が行われた場所として、桃山時代に再建された正寝殿など歴史の跡を訪ねました。
大沢池の畔に鎌倉時代の石仏を見て、名古曽の滝跡では藤原公任の「滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ」の百人一首名歌がしのばれます。
後宇多天皇の御陵へ詣でる辺りから広沢池への道は、観光客の姿もなくのどかな北嵯峨の風景が広がります。
嵯峨富士と呼ばれる遍照寺山の影を映し、水鳥遊ぶ広沢の池を見て児社に詣で、最後に平安朝のころ広沢池畔に広大な寺域を擁し、数多くの伽藍が立ち並んだ大寺の名を今に伝える遍照寺でお寺の方から説明を聞きました。
嵯峨菊展開催中の大覚寺
紅葉に包まれた大覚寺石仏
(林副理事長からご寄稿いただきました。 /HP運営委員会 河本)