京都橘大学の「京都観光論」の講座を担当(2018.6.14、7.26、8.27)
京都橘大学の「京都観光論」の講座を担当(2018.6.14、7.26、8.27)
京都橘大学文学部では今年度新たな科目「京都観光論」を開講しました。この科目は、京都の観光政策・観光産業について、様々な分野からの講師による講義とフィールドワークを交えて京都観光を学ぶプログラムが計画されています。
都草は、「非営利活動法人における京都観光への取り組み」の観点から講義1回と2回のフィールドワークを担当しました。
第1回の6月14日(木)、小松香織理事長により「NPO法人 京都観光文化を考える会・都草の取り組みについて」と題した講義が行われました。この中で、案内所やホテルにおける観光客向けの案内業務、ボランティアガイドなど京都の観光に関わる活動をはじめ、京都検定試験受験者や市民向け講座、美化活動など対外的な活動を紹介しました。また研究発表会や歴史探訪会など会員向け活動も併せて都草の活動全般を紹介しました。
10名の学生さんは、配布された都草のパンフレットも参照しながら熱心に聴講していました。
第2回の7月26日(木)は、観光資源保護の一環でもある美化活動に参加していただきました。
伊藤義男理事、石崎良暉部長をはじめ美化活動部の皆さんの協力を得て、千本ゑんま堂で24名の都草会員とともに10名の学生さんが参加しました。猛暑の中、学生さんにとってほとんど未経験の、屋外での掃除や草取りなどは大変だったと思いますが、暑さにもめげず積極的に活動していました。掃除終了後は、恒例の庵主さんによる京のお盆行事などについての講話を拝聴しました。長い年月引き継がれてきた京のお盆行事の話に、学生さんは改めて「京都らしさ」を実感されたと思います。
第3回の8月27日(月)は、「観光ボランティアガイドの現場」としてフィールドワークを京都御苑で行いました。田村光弘専務理事により、ボランティアガイドとしての心構えや話し方からはじまり、各スポットでの懇切丁寧な説明に、8名の学生さんは京都御苑散策マップを手に聴き入っていました。日頃何気なく見ていた御苑のなかに、深い歴史と様々な出来事など多くの新しい発見があったと思います。
2回のフィールドワークは、観測史上初という異常な暑さの中で行われました。熱中症などが心配されましたが、無事に終了することができてホッとしています。
参加された学生さんが都草のボランティア活動について学び、体験されたことが、観光都市京都について理解を深める一助になれば幸いです。
(副理事長:高橋明俊)
(広報部:須田信夫)
(写真:高橋明俊、奥本徹夫)