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活動内容

旧議場土曜講座 10月は「京都駅は石の博物館」(2025.10.18)

2025.10.22

旧議場土曜講座 10月は「京都駅は石の博物館」(2025.10.18)

 

10月18日、旧議場土曜講座で「京都駅は石の博物館」、講師は高木哲会員です。

 

 

1997年、4代目として開業したJR京都駅は、中央口の柱6本に世界35か国288種類の銘石、石材のサンプルが展示してあります。なかにはドイツの「ジュライエロー石灰岩」のように3億年前、ジュラ紀の大きなアンモナイトを見ることができるサンプルもあります。

 

講演する高木哲会員

実際に京都駅に使用されている石材はすべて世界の銘石と称されるもので、外側には風化に強い花崗岩(御影石)、内装は美しい大理石が使われています。

御影石は、赤が美しいインド産の「ニューインペリアルレッド」「ジムルビーレッド」、中の石がブルーに光る南アフリカ産の「ベルデフォンテ」、インド産の・「サフアイアブラウン」です。

 

会場の京都府庁旧本館旧議場

内装の大理石は、ホテルグランビアに赤の美しいインド産のマルチカラーレッド、フランス産「ランゲドック」、大きな模様が美しい(ラパキビ花崗岩)「バルチックブラウン」「バルチックグリーン」フインランド産、伊勢丹付近にはフイレンツエのミケランジェロ作「ダビデ像」使用のイタリア産で美しい白の銘石「ビヤンコカラーラ大理石」などです。

 

講演する高木哲会員

また大階段3Fには緑が美しい「台湾蛇紋岩」など見るだけで楽しい銘石がふんだんに使われています。

近鉄京都駅のIF柱には大きな宝石質のガーネットが輝く「サモア、花崗岩」ブラジル産も必見です。

 

講演後、持参した石の説明をする高木哲会員

いつもは通り過ぎる駅、今度銘石を見ながら散策されてはどうでしょう。(会員 高木哲)

(広報 須田信夫)

(写真 須田信夫)