旧議場土曜講座 12月は「樹木や野草を通して京都御苑を楽しむ」(2024.12.21)
旧議場土曜講座 12月は「樹木や野草を通して京都御苑を楽しむ」(2024.12.21)
今回は岡本正二会員による「樹木や野草を通して京都御苑を楽しむ」です。
2024年12月21日の旧議場土曜講座では、私が京都御苑内を歩いて樹木や野草を見たり感じたりしたことを聞いて(スライドを見て)いただきました。
御苑の樹木は植物園と異なって、江戸時代の公家屋敷由来の名木が残っていますし、巨木・老木には独特の野性味があります。また、花や実、さらには紅葉など四季の変化もあり、それらを探し歩くのも御苑の楽しみ方のひとつです。
また多くの草地は、季節によりますが野草の花で埋め尽くされるときがあり、天国にいるような気分になることがあります。
都会の真ん中にこんな緑の豊かな地域があるのは市民の憩いの場として貴重ですし、またその自然が維持されているのはありがたいことです。
きょうの話のなかで、私は多くの植物を話題にしましたが、その中から二・三の話題を再録しておきます。
◆ 富小路グラウンド西側にある巨木(ムクとエノキ、その近くにある御苑一のケヤキ)は、この付近が明治から大正にかけて博覧会の常設会場だったことを思うと、切られずに残っているのは奇跡ではないかと思います。
◆ 濃いピンクの独特の “奈良の八重桜” は迎賓館の南側の緑地で成長してきており、将来桜の名所になる予感がします。
◆ 田舎の田んぼに行かなくてもレンゲの群生が都会の真ん中の御苑で見られるのはうれしいことです。
(会員 岡本正二)
1月以降の予定は以下の通りです
1月18日(土)
テーマ:道長時代の御霊会
講師:八木澤哲雄理事
申込期間:12月23日~12月30日まで
2月15日(土)
テーマ:京都を水から見つめる―西高瀬川編―
講師:平野圭祐会員
申込期間:1月20日~1月27日まで
3月15日(土)
テーマ:南山城~古刹と日本茶のふるさと~
講師:宮澤佳代会員
申込期間:2月17日~2月24日まで
毎回事前申込制(抽選制)ですので、お聴きになりたい方は申込期間中にお申し込み下さい。
参加費:無料
定員:80名(抽選制)
お申し込み先:京都府HP 令和6年度下半期京都府庁旧本館旧議場土曜講座開催についてにアクセスし、受付フォームからお申し込みください。
(広報 須田信夫)
(写真 岡本正二 須田信夫)