映画研究会第1回例会(2025.4.6)
映画研究会第1回例会(2025.4.6)
日時: 4月6日(日) 13:00~16:00
場所:ひと・まち交流館 2階第2会議室
内容:①DVD「映画美術監督 西岡善信の世界」鑑賞
②講演「京都映画128年の歴史」 久宗 圭一(映画研究会担当理事)
③映画研究会の今後の活動計画の紹介
都草の新たな会員向け事業として、4月から「映画研究会」がスタートしました。映画が好きな数人の有志が情報交流することから始まり、徐々に参加者が増え活動内容も広がっていき、正式事業に至りました。
京都は、日本映画発祥の地であり、昭和初期から1980年代頃までは日本の映画製作の一大拠点として隆盛を誇っていました。
ただ、今は年間数本の映画製作に落ち込み、スタッフや資材も年々整理・縮小されています。このような衰退していく現状を踏まえ、映画研究会では、まず映画ファンを広げるために映画を楽しむことを活動の第一義に掲げます。
一方で都草の活動趣旨に沿って、京都の映画についての調査・研究を行ない、その上で京都の映画文化復興に向けての協力・支援を進めていきます。
活動は定期的に行い、映画に関する情報の共有や関者を招いての講演、関連史跡の散策、映画館での鑑賞などを行っていきます。
4月6日(日)に第1回例会を催し、京都映画賞実行委員長の松井京都市長から祝辞メッセージをお送りいただきました。
例会では映画美術監督・故西岡善信氏を取り上げたDVDを鑑賞し、東映京都撮影所・美術室長の中塚拓也氏に、映画美術の解説をしていただきました。西岡善信氏は京都を拠点に活躍され、日本映画史上最高の美術監督の一人と称された方です。紹介したDVDでは、西岡氏の足跡と“映画美術”とは何か、がまとめられています。

中塚拓也氏(左)と久宗圭一理事
その後、京都映画史127年を辿る講演を行い、盛況のうちに終了いたしました。

京都映画史について講演する久宗圭一理事
都草の会員の方は誰でも参加していただけますので、ぜひ今後の例会に参加して下さい。
(理事 久宗 圭一)
(写真 相場まり子)
(広報 須田信夫)