第10回 古文書講座(2021.1.15、1.29)
2021.02.02
第10回 古文書講座(2021.1.15、1.29)
日時:1月15日、1月29日 10:30~12:00
開催方法:ZOOMを利用したオンライン講座
テキスト:年中用文章(長谷川家文書)
講師:伊東宗裕先生
昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、都草の多くの活動が中止や延期を余儀なくされるなか、各担当理事や部長が様々なアイデアを出しあいながら、活動再開を模索し続けた一年でした。
人と人とのコミュニケーションが活動のベースとなる以上、オンラインに切り替えられるものは極々限られていますが、古文書講座はその中の一つになりうるかもしれないと、年明け早々に2回のみのお試し講座を実施しました。
お申込み下さった12名の参加者には、少しでも不安の解消になればと、ZOOMの使用歴を事前に確認した上で当日を迎えました。事務局の応援もあり、開始時間までには全員がオンラインで繋がることができ、画面で参加者の皆さまの笑顔が確認できた際にはホッと致しました。
テキストには講師の伊東宗裕先生が長年調査に関わっておられる長谷川家文書のなかから、「往来物」といういわゆる教科書のような文献を使って、江戸時代の「年賀状の書き方」の作例を読んでみました。崩し字はもちろんのこと、江戸時代独特の表現や文字の使い方も学ぶことができました。
緊急事態宣言下、遠方にお住いの方にも安心して講座を開催できる手段があるとわかっただけでも貴重な機会ではなかったかと思います。講師をお引き受け下さった伊東先生もオンライン講座は初体験とのことでしたが、ZOOMを使ってどのような授業が可能なのか一生懸命お考え下さいました。心より感謝申し上げます。
(副理事長 松枝 しげ美)
(広報 須田信夫)