第151回研究発表会報告、荒井 均 会員、遠藤 千代子 会員(26.5.14)
第151回研究発表会報告、荒井 均 会員、遠藤 千代子 会員(26.5.14)
YouTube 期間限定 5月19日(火)から5月25日(月)午後5時まで
会員のみ限定公開
◆日 時:令和8年5月14日 午後1時10分~午後4時00分
◆場 所:ひとまち交流館 京都 3階
◆研究発表:1.「京都市中や近郊に住まう野鳥たち」荒井 均 会員
2.「能面の歴史・能」遠藤 千代子 会員
◆参加人数:ひとまち 13名
第1部は、「京都市中や近郊に住まう野鳥たち」荒井 均 会員です。
同じテーマで2月の土曜講座に続いて第151回研究発表会で話せる機会をもらったのは嬉しいことです。撮りたまった野鳥の写真を整理したら67種類になったことを観察日記と考えたら研究と言えんこともないかと、歴史ある研究発表会で話すことに自身を納得させました。10年以上にわたる成果とも言えるし、とかなんとか80分にわたって好きなようにおしゃべりしたので聞きづらいところも多々あったと思います。それはご容赦ください。

さて、もともと野鳥愛好家、今でいうbirderではなかったのですが、宗像神社でアオバズク(青葉木菟)を撮ったところ手応えがあったので追っかけをするようになりました。同好の人から、御所内では少なくとも当時3カ所で毎年営巣している。祇園祭の山鉾巡行頃に巣立ちすると聞いて、地元の利を生かして5月下旬あたりから毎週末に朝早くから出かけました。5時もしばしばでした。

あとの2カ所は近衛邸跡付近と石薬師門近くの野鳥の森です。巣立ち後しばらくは親鳥は幼鳥のそばに付き添う、アブラゼミを餌として雛鳥に与えるなどを目にすることができました。ほかの野鳥が目に留まるのは自然なことで御所の常連さんとして、シジュウカラ(四十雀)、メジロ(目白)、エナガ(柄長)、コゲラ(小啄木鳥)、ヤマガラ(山雀)を見つけることは難しいことではなかったです。冬になるとイカル(鵤)、アトリ(獦子鳥)、ビンズイ(便追)がやってきます。
イカルとアトリの集団行動は見事なものです。だれかが人などの気配に気づいて飛び立つと一斉に周囲の樹上に避難します。目が慣れるとツグミ(鶇)、アオジ(青鵐)、トラツグミ(虎鶫)などに出くわすようになります。初見の鳥を調べて識別できる鳥が増えて、いつしか野鳥観察を趣味といえる段階になりました。

話の中でも伝えましたが、京都市中と近郊は思ったより多種類の野鳥が棲んでいるし棲息できる環境があります。これは人口百万を超える大都市として誇れることです。だから動植物と人が共存できる多様性のある環境が続くように努めることが大切です。今回の話を通じて野鳥の種類や生態に関心を持ってもらえることを願って報告記とします。(会員 荒井 均)
第2部は「能面の歴史・能」遠藤 千代子 会員です。遠藤さんが深く心を動かされたという、船山馨『みしらぬ橋』の主人公・魚住名緒子が能面を打つ場面。そのお話を伺い、ぜひその本を読んでみたいと思いました。
能・能面の歴史について発表させて頂きました。

歴史紹介のところで今一、力不足があり悔やまれますが、能面に関わってきた自身の経緯はお伝えできたかなあと思っています。
調べていく中で近江六座が存在していた事は私の中では初めての事柄であり、もっと詳しく調べられていたら奥深い紹介かと思われます。後日談ですが丹後の方にも能の集団があったとされる文献も目にしました。

能面を打つという経験ができたことは私自身の宝物です。出会った匠・柏田先生に感謝の気持ちで一杯です。

まだまだ未熟ですが次は歴史の中で翻弄された女性をテーマに挑戦していきたいと思います。(会員 遠藤千代子)
(広報部 岸本 幸子)