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活動内容

第5回都草文化交流会~茶歌舞伎~(13.2.8)

2013.02.12

 

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 ★福寿園京都本店 6階「京の茶座」にて

 

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    ★福寿園京都本店 常任参与本店長 丸山稔英さまよりご挨拶をいただきました

 

第5回都草文化交流会~茶歌舞伎~(13.2.8)
 
 ◆日 時:平成25年2月8日 午前10時30分
 ◆場 所:福寿園 京都本社
 ◆参加者:25名
 
時より小雪が舞い散る寒い朝をむかえましたが、寒さもなんのその、時間通り皆様お集まり頂き、お茶の老舗福寿園京都本社の6階「京の茶座」にて「茶歌舞伎」の体験をいたしました。
 茶歌舞伎はもともと鎌倉時代から南北朝時代にかけて本茶(栂ノ尾)と非茶(多の産地)飲み分けて勝敗を競うもので「闘茶」とも言われました。 
 今回は3種類のお茶「花」玉露、「鳥」煎茶、「風」玄米茶を飲み分けます。事前にそれぞれ現物を見てその違いを記憶し、第1回戦は3種類のお茶がお湯の温度、茶葉の量、お湯の量全て同じ条件でだされたものが順序を違えてでてきます。これを味わって答えを書きます。第2回戦は3種類のお茶の内2種類だけ第1回戦と同じ条件で出され答えを書きます。これで全て正解の人は「皆点(かいてん)」0点の人は「チョット」といいます。
 さすが都草の人は味覚・触感・嗅覚が鋭い。なんと8人の人が「皆点」され賞品を授与されました。茶歌舞伎を楽しんだ後は、昼食を戴きながら歓談し、趣向を凝らされた館内を見学、有意義なひとときを過ごしました。
 
                                                       (記事:藤井久美子理事)
 
 

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   ★藤井久美子理事の司会からスタート!

 

茶歌舞伎に参加された会員さんのレポート】 

去る2月8日(金曜日)10時30分から福寿園本店(@四条富小路角)にて、都草メンバー25名が参加して、第5回文化交流会、「茶歌舞伎」を体験しました。以下、その様子をレポートします。
まずは、茶歌舞伎についてですが、一言では、お茶を味わい、お茶の種類や産地を当てるゲームと言えます。歴史的には鎌倉末期頃から楽しまれ始めた「闘茶」が起源といわれ、種々の変遷を経て現代では、大別して2種類が楽しまれています。ひとつは、茶道で行われる、いわゆる「七事式」(しちじしき)のひとつとしての濃茶の銘柄を当てるゲーム、もうひとつは、日常生活で飲まれている煎茶や玉露を中心として、お茶の種類を飲み当てるゲームです。前者は茶道の稽古の一環としてなされる非常にフォーマルなもので、部外者が行うことは不可能ですが、本日は、未体験者でも気楽に楽しめる後者の方です。
福寿園専属の日本茶インストラクター(協会認定資格)の伊藤さんより、お茶全般についての歴史解説に続き、本日のゲームのやり方について説明を受けました。具体的内容については以下の通りです。
3種類のお茶が準備されています。玉露、煎茶及び朝づみ玄米茶です。それぞれ、「花」「鳥」「風」と命名されており、各人の前には、それぞれの名が記載された札が置かれています。種類が隠されたままで、直径5センチ強の小さなお茶椀に淹れられた少量のお茶が、各種類毎に1杯、トータルで3杯でてきますので、それを飲み、それが「花」か「鳥」か「風」かを判断して、その札を各自のボックスに入れます。そんなの簡単に飲み分けられるとの声が聞こえてきそうですが、ちょっとした仕掛けがあります。
    事前の、3種類のお茶試し飲みがないこと
    通常、各お茶には適切な淹れ方(お湯の温度など)があり、風味も色も異なるものですが、ゲームでは、すべて沸騰させたお湯で同条件にて淹れられるため、普段飲みなれたものとは違っていること
    玉露は最廉価クラスのものが使われ、その分、特徴がわかりにくいこと
    玄米茶も玄米が減量され、独特の香を最小限にしていること
    札入れは、お茶を一杯飲む毎に行われ、ゲーム進行中の事後修正は不可であること
この飲み比べを2ターン行い、メンバー間で総合正解率を競うという趣向ですが、すべてに正解した参加者には、福寿園から提供していただいた景品がいただけるという、有難いオマケ付きです。
 無作為抽出で出されるお茶の出方の順序により、正解率は左右されるとのことですが、今回はラッキーな順番になったようで、第1ターン終了後の答え合わせでは、メンバーの7~8割が正解でした。これで景品ゲットと、メンバー間には安堵が広がりました。ところが、そこに落とし穴がありました。
 第2ターン、その1杯目は、若干残った風味から「風」だと容易に判別できましたが、2杯目でなぜか多くのメンバーの顔が曇りだします。第1ターンでは容易に区別できた「花」と「鳥」か、どちらかで迷っています。以下、筆者の個人的感想ですが、2杯目では、煎茶の苦みも感じるが、その奥に玉露の独特の甘みも感じられた。考えられる要因としては、直前に飲んだお茶の影響が口に残っているか、味覚が一時的にでも研ぎ澄まされてきており、お茶の感じ方が、第1ターンとは違ってきたことが挙げられるのではと分析していますが、真相は不明です。
 結局、第2ターン終了後の全問正解者は参加メンバーの3割程度に激減しました。お店の方も、準備していた景品数とマッチして、ある意味、胸を撫で下ろされた次第。
 その後、3階のレストランに移り、事前にチョイスしていた、和風ハンバーグステーキ、牛ほほ肉の柔らか煮、またはスペシャルマイルドカレーを賞味後、本店ビル内の各階の案内を受け、当日の催しが終了しました。
 外は寒風吹きすさぶ極寒の京都でしたが、室内は熱いゲームと美味しい昼食で盛り上がった、有意義で楽しい企画でした。ありがとうございました。

                                                   都草会員 島田豊司

 

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           ★島田豊司会員 真剣です

 

 

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   ★今日の茶歌舞伎で出される お茶3種 一見簡単そうですが…

 

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★日本茶インストラクターの伊藤明子さまと同じく若松百合さま(右)

 

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 ★伊藤明子インストラクター(京都本店地下1階チーフ)によります‘茶歌舞伎’についてのレクチャー 大変解り易く説明してくださいました

 

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 ★3種類のお茶を適宜シャッフルいたします

 

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 ★これからいただく茶葉の香り、手触り等 確認します  居並ぶ面々に若干の緊張が…

 

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 ★煎じ手 若松百合インストラクター  流れるように同じ条件でお茶が煎じだされます

 

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 ★配手の末次敦子インストラクターから お茶をいただきます  さあこのお茶は「花」?「鳥」?それとも「風」?  

 

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 ★美しいあまたの白磁茶碗が用意されております 

 

 

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    ★自分の五感を研ぎ澄まして…  集中!

 

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   ★余裕の表情ですが…

 

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 ★札を投札箱の小さい穴に入れます うっかり札を間違うともう取り返しがつきませんので慎重に!

 

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      ★さて皆様にやにや  自信の程は?

 

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 ★投札箱からすべての札が出されました  後悔先に立たず ですよ皆様!!

 

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 ★結果発表~ こちらは優秀♪ 次々に「皆点」

 

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 ★「皆点」者のほとんどは女子、賞品ゲット♪♪♪  おいしそうなお菓子ですね~ おめでとうございます!

 

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   ★まるで国宝「三十六人家集」のよう 紙を継いだ雅な料紙を思わせる 大理石の床!

 

 


 

【お待ちかねランチタイム】

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    ★福寿園さんご自慢のウェルカムティー

 

      ☆3種類のメニューからそれぞれセレクト

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     ★デザート

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     ★戦い済んで…

 

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    ★美味しゅうございました♪

    今企画 男性の方々が大変楽しまれていらっしゃいました♪♪♪ 好評でなにより!

   皆様お疲れさまでございました!

 


 

 【店内をご案内してくださいました】

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 ★9階「天空の庭」  福寿園京都本店次長 山本真司さまよりご案内いただきます

 

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   ★「天空の庭」 北山の山並みとお茶作りの原風景を表しているとのことです

 

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 ★格子の向こうに北山の山並みが

 

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    ★可憐な花 その名も 「炉開き」   ユキツバキとお茶の木の自然交配種

 

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 ★「茶運び人形」 からくり人形の精巧さにただ驚くばかり

 

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   ★各階、丁寧なご説明をありがとうございました

 

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 ★福寿園さんに古くから伝わる家訓 「無声呼人」  徳のある人のところには 呼ばれなくとも人が集まるという意味ということでございます。

 

 

(事務局 小松香織)