第16回文化交流会 「京の古地図」(16.2.10)
第16回文化交流会 「京の古地図」(16.2.10)
◆日 時:平成28年2月10日(水) 13:10~16:00
◆場 所:ひとまち交流館 京都 3階第4会議室
◆参加費:500円
◆参加人数:36人(会員), 1人(非会員)
まず、日頃から「京の古地図」に親しんでいらっしゃいます山本 喜康会員と木村 哲夫会員のお話がございました。山本会員は、昨年3月に開催いたしました第13回文化交流会、「わたしのお宝&…」に出展くださいました京都図(177cm×144cm)を再びご披露してくださいました。(この地図に関しては、伊東 宗裕先生からも説明がございました。)
次に、都草会員の皆様には古文書講座等で大変お馴染の先生、伊東 宗裕先生の登場。この度は文化交流会の為に、古地図に接してこられた20年の経験を熱く面白く楽しくお話くださいました。京都の古地図の現状、さまざまなコレクションについて、古地図集のことなど、それは興味津々盛りだくさんの内容でした。
参加者の皆様にとりましても大変有意義な時間をお過ごしいただけたかたと思います。
報告:文化交流部会担当理事 小松香織
◆内 容:13:10~14:00 「京の古地図に魅せられて」
・改正 京町御繪圖細見大成 洛中洛外町々小名 山本 喜康会員
・―洛中洛外を歩く― 木村 哲夫会員
・14:00~14:10 休憩

休憩中も古地図に見入る会員さん達
・14:10~16:00 「わたしと古地図」 講演 京都市歴史資料館 伊東 宗裕先生
「10年ひと昔」といいますか、早いもので、『NPO都草』は、来年で10年になります。
今回の山本・木村両氏も10年選手で、お二人とも相変わらずの達人ぶりに感服しました。
山本さんのお話は、『古地図』愛に満ちていて、湯口誠一先生との交流もうらやましいくらい素敵です。
木村さんの現代文明を駆使された講演は、そういった面に鈍な私にとっては、まさに「びっくりポン!」の連続で楽しませていただきました。木村さんの情熱が感じられ、「まだまだ」と、自分自身を叱咤激励することが出来ました。
伊東宗裕先生の講演は、益々「伊東節」が冴えわたり、優しい雰囲気が会場に満ちて少しの安らぎが加わって、本当に楽しいひと時でした。伊東先生のアスニーでの講座には、思い出がいっぱいで、その中でも、私が所属している「やわた観光ガイド協会」のボランティアガイドの研修として聞きに行った「洛南・淀」の回でした。八幡に多い三宅碑についての認識をして欲しい、という私の願いを叶えてくださいました。その時に名刺交換をさせていただきましたが、先生の「要請があればどこへでも」との言葉が、とても嬉しかったです。それから、今回の大塚家での写真に見つけた中村武生さんが、先月に八幡で行われた講演で、尊敬出来る研究家として伊東先生の名を挙げておられたことを思い出しました。先生の退職後の研究の成果と、ご活躍をお祈りいたします。そして、私たち『都草』とのお付き合いをよろしくお願いします。
大田友紀子会員
(写真:小松香織会員)
(広報部:熊谷喜輝)