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活動内容

第41回 文化交流部会 茶歌舞伎を楽しむ(2025.3.8)

2025.03.17

第41回 文化交流部会 茶歌舞伎を楽しむ(2025.3.8)

 

日にち:3月8日(土)

参加人数:20名

場所:福寿園 京都本店

 

福寿園本店で催された「茶歌舞伎を楽しむ」に参加しました。

 

挨拶する相場まり子理事

 

始めに、日本茶インストラクターの伊藤明子さんから茶歌舞伎の歴史やルール、見分け方のポイントの説明をしていただきました。

茶歌舞伎は、もとは茶の味や香りからどちらのお茶かを傾ぶく(香服)から来ているそうです。「今日は歴史文化に詳しい都草の方々ですので難易度を上げました」と言われました。

 

日本茶インストラクターの伊藤明子さん

 

正月に行った子ども茶歌舞伎体験(明日の京都文化遺産プラットフォームと共催)では玄米茶が使われましたが、今回の競技は玉露、かぶせ茶(注)、煎茶の3種で、沸騰したお湯を使用して同じ条件で淹れる等、味や色ではなかなか判らない工夫がされているとのことでした。決定的なヒントは、玉露は海苔のような香の強弱でわかるとのことでした、が小生は鼻炎持ちで…。

 

お茶の色と香りを確認

 

玉露(左上)かぶせ茶(右上)煎茶(手前)

 

競技は玉露、かぶせ茶、煎茶をそれぞれ「花」「鳥」「風」の札にし、参加者は少量のお茶を順次飲み、飲んだお茶の種類の札を投札箱に入れます。全問正解を「皆点(カイテン)」不正解の場合は「チョット」と呼びます。それを2回行い、正答数を競います。

 

1回目の競技

 

じっくり味わって種類を見定めます

 

最初に玉露が出されましたが、間違えました。以前飲んだ水出しの玉露の味とは違うと感じました。

 

20人分のお茶を一気に淹れます

  

答えの札を投票します

 

1回目投票結果

 

 

1回戦は皆点が1名だけでしたが、2回戦は味・色・香を覚えたのか6名が皆点になりました。

 

結果発表

 

両方皆点の方がおらず、福寿園さんの用意した豪華商品は、伊藤さんの粋な計らいで両方がチョットだった2名に授与されました。

 

商品をいただきました

催しの後に玉屋正兵衛作のからくり人形の実演も拝見しました。

 

5階で茶道具を見学

 

からくり人形

今回の茶歌舞伎の会は少々スリルが有りましたが楽しかったです。次の機会を楽しみにしております。(会員 疋田明)

注:かぶせ茶は葉を摘む2週間前くらい前から茶畑に覆いをかぶせる

(広報 須田信夫)

(写真 須田信夫)