第17回都草美化活動~立本寺~(10.8.21)
2010.08.23
★西庭の百日紅
★客殿から本堂に続く渡り廊下
第17回都草美化活動~立本寺~(10.8.21)
◆日 時:8月21日(土)午前9時30分集合
◆場 所:立本寺(京都市上京区七本松通仁和寺街道上ル一番町)
◆参加人数:15名(女性4名、男性11名)
外気温38度にもなる猛暑の中15名の参加を頂き有難うございました。9時40分ごろから庭師の方の指示により庭園の中の掃除を行ないました。周辺の落葉の清掃、庭園のコケの中の草取りを1時間ほど行い30袋程度のごみの整理が出来ました。
清掃終了後客殿において、永井尚均氏からお話を伺いました。
<経緯>
暦応4年(1341年)日蓮が死去するときに弘通の遺命を受けて、日像が四条櫛笥に妙顕寺を建立。嘉慶元年(元中4年、1387年)比叡山延暦寺の衆徒により破却。明徳4年(1393年)四条櫛笥に再建され「本寺を立てる」ということから「立本寺」と改称。天文5年(1536年)天文法華の乱により破却。文禄3年(1594年)秀吉により今出川寺町に移転。宝永5年(1708年)宝永の大火により焼失し現在の地に移転して再建される。
<伽藍>
本堂(京都市指定有形文化財)入母屋造、周囲に落縁をめぐらし、正面と背面に向拝三間がついている日蓮宗7間堂の典型的な建物。客殿(京都市指定有形文化財)六間取方丈形式の日蓮宗客殿の特色を持つ。刹堂(京都市指定有形文化財)日蓮宗の守護神である十羅刹女と鬼子母神を本尊。山門(京都市指定有形文化財)鐘楼(京都市指定有形文化財)
<庭園>
清掃を行なった庭園は現在庭師により修復中で天保14年から嘉永3年にかけ立本寺50世日倒のとき作庭されたといわれている独創的な枯山水庭園である。南庭と西庭がある。
西庭には百日紅の花が満開でした。
その他灰屋紹益、石田三成の軍師島左近のお墓、幽霊子育て飴の伝説を聞いた。
お話の後本堂におまいりして解散した。
(記事:鹿田晴彦美化活動部長)
★島左近のお墓
★灰屋紹益のお墓
(事務局 小松)