第236回美化活動~吉祥山宝塔院安祥寺~(R06.05.20)
第236回美化活動~吉祥山宝塔院安祥寺~(R06.05.20)
日時:令和6年5月20日(月)午前10時~
場所:京都市山科区御陵平林町22
参加人数:34名
山科にある安祥寺で美化活動をさせていただきました。安祥寺は都草としてはじめての美化活動であり、はじめて入ったという参加者の声も聞かれました。
雨の予報があり、危惧されましたが、曇り~晴れで、清掃に適した天候の中で活動をすることができました。
安祥寺は、848年に仁明天皇皇后、藤原順子の発願により創建され、開基は空海の孫弟子、入唐僧恵運僧都です。寺格は高く、大伽藍と七百余りの坊舎を有していたと伝えられていますが、戦乱などで衰退し、江戸時代に徳川家康の支援などで一部が回復し、現在の安祥寺の基になっています。
国宝の五智如来坐像は京都国立博物館に寄託されており、本堂の観音堂には奈良時代の作で本尊の十一面観音菩薩立像が安置されています。
参加者は地蔵堂前に集合し、藤田瞬央住職の挨拶、美化部担当者の作業説明の後、活動を開始しました。
作業は、多宝塔跡の周りの落葉集め、林の中の小枝集めを主に行いました。集めた落葉は、林の中の所定の場所までブルーシートにのせて運びました。小枝もいくつかの塊として集積しました。
清掃作業終了後、観音堂において、藤田住職の話を拝聴しました。
安祥寺の歴史、入唐僧恵運僧都、五智如来坐像などの仏像、青龍社(青瀧大権現)、最近完成の庭(五智如来のイメージ)の話など多岐にわたる内容をわかりやすく話していただきました。最後に参加者は、青龍社、地蔵堂、大師堂、最近完成の庭などを拝観、見学させていただきました。
(次回美化活動のお知らせ)
令和6年6月5日(水)午前10時から今宮神社で美化活動を行います。なお、雨天の場合(降水確率70%以上)は翌日6月6日(木)に延期となります。多くの方の参加をお待ちしております。
報告者、写真撮影 山下 悟
(広報部 松井 浩治)