223回美化活動~浄住寺~(R05.09.12)
223回美化活動~浄住寺~(R05.09.12)
日 時:令和5年9月12日(火)
場 所:浄住寺(京都市西京区山田開キ町9)
参加人員:35名
夏休み明け、初めての美化活動。木々の囲まれていることから、少しは涼しいかなと期待しましたが、日差しこそ強くないものの蒸し暑い中での活動となりました。
主に、もみじ(カエデ)のトンネルの長い参道を苔に注意しながら、草むしりを行った後、藤岡芝山住職から、本堂、方丈でお話を頂きました。
亀甲竹(参道の途中にありました。)
大同5年(810)、嵯峨天皇の勅願寺として、天台宗3世円仁を開山として創建(常住寺)されましたが、その後荒廃し、弘長元年(1261)公家「葉室家」が菩提寺として、奈良西大寺の叡尊を招聘し真言律宗の寺(浄住寺となる)として再興する。
その後、後醍醐天皇時代の戦乱や応仁の乱で全焼し、再び荒廃するが、貞享4年(1687)、葉室家が黄檗宗の僧鉄牛道機を迎え黄檗宗の寺院となる。
修行(座禅)開始を伝えるため、早朝に(午前3、4時頃)一番新しい僧が叩いて鳴らす。「叩いて割ると、1日半のお休みが貰えるので、頑張って叩いた」と御住職が冗談交じりに話されましたが、裏表ともかなりヘコンでいました。
方丈は、仙台藩4代藩主伊達綱村により寄進されたもので、藩主綱村(2歳くらい?)が座った座敷の床の間には、藩主を守る忍者が潜めるように丸くくり抜かれていました。また、方丈の御本尊は観音さまでしたが、どこか洋風で、御住職の話では、「キリスト教弾圧の時代であり、マリア観音かも知れませんね。」とのことでした。
方丈の庭園
(次回美化活動のお知らせ)
10月5日(木)午前10時から、田中神社(叡電「元田中駅」すぐ)で美化活動を行います。なお、雨天の場合(NHK天気予報午前7時現在、京都府南部の降水確率70%以上の場合)は、翌6日(金)に順延します。
報告者・写真 伊藤 義男
(広報部 松井浩治)