第115回都草美化活動~善法律寺~(15.12.14)
2015.12.24
第115回都草美化活動~善法律寺~(15.12.14)

表門(京都府指定文化財)
◆場 所:善法律寺(八幡市八幡馬場88-1)
◆参加人数:30名(都草会員25名,やわた観光ガイド協会々員5名)
昨年は,雨天のため清掃作業は中止でしたが,今年は幸いにも天気に恵まれ多数のご参加いただいて実施することができました。
当寺は通称「もみじ寺」ともいわれ,境内一帯には足利義満の母(良子)から寄進された紅葉が多く茂っており紅葉の名所として知られています。見頃は過ぎていましたが,境内には落ちた紅葉が地面に積もった「散り紅葉」が残っていました。

一斉に散り紅葉に挑む

ブロアーの威力

本日もブロアー大活躍


採っても採っても、散り紅葉!

黙々と散り紅葉と格闘

一網打尽
そして,作業終了後,本堂内において,高御座に安置されたご本尊(僧形八幡大菩薩像)をお参りさせていただいた上,松浦康昭住職様から当寺の歴史や文化財について詳しくお話していただきました。

松浦康昭住職

本堂
ご本尊は,石清水八幡宮の祭神であった八幡大菩薩像が明治の神仏分離の際に当寺に安置されてお祀りされている。次に,文化財について,本堂(江戸時代前期)及び表門(江戸時代後期)の2棟が京都府指定文化財であり,さらに,八幡市指定文化財の八幡大菩薩像(本尊,平安時代作),愛染明王像(本堂の脇仏,鎌倉時代作),不動明王像(同,鎌倉時代作)など極めて貴重な像について詳しく説明していただきました。
なお,拝観について,境内には「忠臣蔵」で知られる大石内蔵助の養子になった覺運(かくうん)の墓塔や男山四十八の坊舎の一つである「大西坊」の墓塔があり,自由にお参りすることはできますが,本堂内を拝観される場合は事前に予約が必要ですので注意してください。

覺運の墓塔

本日の成果
1月27日(水)午前10時から上京区の光照院門跡で行います。
なお,雨天の場合でも室内清掃及び法話がありますので実施します。
報告者・写真撮影 美化活動部 奥本徹夫
(広報部 松井 浩治)