第109回都草美化活動 ~瀧尾神社~
第109回都草美化活動 ~瀧尾神社~
◆日 時:平成27年9月9日(水)午前10時集合
◆場 所:瀧尾神社(京都市東山区本町11丁目718番地)
◆参加人数:20名
前日の天気予報では,台風18号が近畿に接近して上陸するとの予想のため大変心配しましたが,当日,台風の進路が東海地方にそれました。
しかし,定刻の10時になっても雨が降り続いていましたので,屋外の作業は中止して拝殿と本殿廻りの拭き掃除を行いました。
掃除終了後,拝殿において,佐々貴宮司様から同社の歴史や木造彫刻などについてユーモアを交えてお話していただきました。
創建年代は不詳ですが,『源平盛衰記』に同神社の旧名である「武鵜ノ社(たけうのやしろ)」と記されていることから平安時代には存在していたと考えられています。
そして,元々は,洛東の聾谷(ろうがたに)にありましたが,天正14年,秀吉による方広寺の大仏殿建立に伴って現在地に移され,江戸時代初期(宝永年間)に瀧尾神社と改称されました。
本殿は,「貴船奥院御社」の旧殿を移築して改築したもので,京都市指定有形文化財に指定されています。現在の本殿のほか,拝殿,手水舎,絵馬舎は天保10年から同11年に下村家(現在の大丸百貨店)の援助によって造立されました。
拝殿の天井には,「夜な夜な川へ水を飲みに行く」との言い伝えがある木造彫刻の龍(全長8メートル)が一面に配されており,その巨大な龍はギネスに申請中です。
なお,現在,その龍頭は修復のため取り外されており,この龍頭をモデルにして大船鉾の舳先となる龍頭が製作されています。
最後に,本殿前において,拝殿や回廊に彫られた十二支などの見事な彫刻についても詳しく説明していただきました。
(今後の美化活動のお知らせ)
9月24日(木)午前10時から松尾大社で美化活動を行いますので多数のご参加をお願いします。なお,雨天の場合は中止します。(降雨の為中止になりました)
10月7日(水)に予定していました平野神社の美化活動は中止になりました。
報告者 奥本 徹夫
(写真撮影 小松 香織会員)
(広報部 松井 浩治)